自己憐憫とは
自己憐憫に関する心理学的な研究を見てみると、自己憐憫には次の５つの要素があるようです。
自己憐憫の５つの要素
- 自分への憐れみ「かわいそうな私…」
- 不公平感「なぜ自分だけが…」
- 自分の運命に対する悲観「なぜいつも不幸な目にあうのだろう」
- 他者からの同情に対する不信感「苦しんでいることを誰かに話してもきっと理解されないだろう」
- 他者からの思いやりの希求「誰かに優しい言葉をかけてもらいたい」
被害者意識が中心で、前向きではない考え方です。自己憐憫から何も生まれません。
また、「4.他者からの同情に対する不信感」と「5.他者からの思いやりの希求」は互いに相反する感情です。他人を信頼しないのに、気にはかけてもらいたいという両価性感情（アンビバレンス）が発生してしまいます。両価性感情を抱いてしまうと、葛藤することになってしまいます。
しかし、どうして人は自己憐憫を抱くのでしょうか。そこには目的があるのです。
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