「問題行動を行わないで済む確実な方法」は存在するのだろうか

スポンサーリンク

解答①「外出しない・寄り道しない」

まず、全体的に見てみると、”ターゲット”となる女性等を求めてさまよっているという特徴がある。(ターゲットという表現は女性にとって至極失礼極まりない表現であるが、性依存症者特有の性犯罪をゲームとしてとらえる認知のゆがみを考慮し、実態に近い”ターゲット”という単語を用いることとする)

例えば、偶然に目の前に痴漢できそうな女性が立っているとか、寝ている女性の隣の席が開いていたとか、階段をミニスカートの女性が上がっていたとか、性依存症者は”偶然”という言葉を使ってごまかそうとする傾向があるが、”偶然”ではない。

つねにアンテナを張っていて、ピピピピピと反応する感じなのではないだろうか?

性依存症者はキョロキョロしているのである。

痴漢できそうな女性を発見して「おっ!」となったり、寝ている女性の隣の席が空いているのを見つけてしまってドキドキしたりする。盗撮常習者ならわかると思うが、視界に入るすべての女性をみて、瞬時にミニスカートと非ミニスカートを区別しているといっても過言ではない。

のぞき、下着泥棒、強制わいせつ・強姦であってもこの原理は同じで、ターゲットとなる更衣室や民家・下着・女性を見つけるために常にアンテナを張っているといっていいだろう。

何度も言うが、歩いていたら”たまたま”あるいは”偶然”ターゲットが出現したのではなく、常にアンテナを張って、キョロキョロして、ラッキースケベ(こういう言い方があるらしい)を期待しているのだ。

以上を考慮すると、問題行動を行わないで済む方法は外出しない・寄り道しないになる。

つねにラッキースケベを期待して生きている以上、外界のランダムな刺激のなかに身を置くことは危険である。もしも、嗜癖にドンピシャの状況・対象が揃ってしまったら、「できそう」「やりたい」「これで最後」「やらなきゃ損」と思って実行してしまう。

外出しないと聞いて、「無理」と思ってしまうかもしれない。しかし、現代社会では、買い物はインターネット通販を利用したりするなど工夫をすれば、外出を減らすことができる。そして、なによりコロナウイルスの影響で家にこもっていた期間を我々は経験している。その時に、あなたは(問題行動をしないという点において)楽ではなかっただろうか。外に出ないことは意外と実現可能であり、また外にでないことで自分を安全にすることができる。

また、ふらふら寄り道をしている人は、気をつけた方がいい。もし、あなたが性依存であれば、高い確率で無意識にラッキースケベを求めてさまよっている。目的がなさそうな散歩・散策・うろつきにも、必ず目的は存在しているのだ。

私が行っている方法は、行動範囲を制限して、歓楽街に行かないようにする行動療法である。最近は、スーパー、ジム、喫茶店くらいのコンパクトな行動範囲にしている(歓楽街に行かないというよりも厳しい行動制限である)。それは、その中で生きていくこと、決まったルートを通って目的地に行くことであり、ある程度外界からの刺激をコントロールできる。この行動療法は厳しいしやりたくないかもしれないが、「俺は自分に入ってくる外界からの刺激をコントロールしている」と捉えると自己重要感が満たされたりする(「俺すごいじゃん」と自分を肯定的に捉えられる)。

コメント