善く生きる
本書には「善く生きる」という文言がたびたび出てきますが、そこには道徳的な意味はなく、「幸福に生きること」という意味で使われています。
「善」はギリシア語で「自分のためになる」という意味です。
このキーワードを抑えておくと、本書を読み進めるのに役に立ちます。
善く生きる≒幸福に生きる
善≒自分のためになる
哲学について
哲学とは何か?については、アウレリウスは以下のように説明しています。
どれも深い言葉です。そして、共感します。
- 哲学は、人としてどうありたいかを形作る
- 哲学は、心のうちにある誰にも侵されない安息の場
- 哲学は、私たちの理性を守るもの(哲学がなければ理性は守られない)
哲学とは、誰もが携えていなければならない必須のものとも取れます。