『自省録』を読んで①

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善く生きる

本書には「善く生きる」という文言がたびたび出てきますが、そこには道徳的な意味はなく、「幸福に生きること」という意味で使われています。

「善」はギリシア語で「自分のためになる」という意味です。

このキーワードを抑えておくと、本書を読み進めるのに役に立ちます。

善く生きる≒幸福に生きる

善≒自分のためになる

哲学について

哲学とは何か?については、アウレリウスは以下のように説明しています。

どれも深い言葉です。そして、共感します。

  • 哲学は、人としてどうありたいかを形作る
  • 哲学は、心のうちにある誰にも侵されない安息の場
  • 哲学は、私たちの理性を守るもの(哲学がなければ理性は守られない)

哲学とは、誰もが携えていなければならない必須のものとも取れます。