行動経済学で話題の「ナッジ」を依存症治療に活かすには

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ナッジの好例① がん検診のチラシ

上図は八王子のがん検診のチラシです。

左のパターンと、右のパターンでは、中央に配置された赤い文字の文章に違いがあります。

左は「来年度、『大腸がん検査キット』をご自宅へお送りします。」

右は「来年度、ご自宅へ『大腸がん検査キット』をお送りすることができません。」

どちらの方が、がん検診を受診したくなりますか?

正解は、右、つまり否定形の方です。

(左のパターンが22.7%、右のパターンは29.9%)

これは、「人間は利得よりも損失回避を選択する」という分析に基づいています。

「明日以降はこの価格では買えません」といわれると買いたくなってしまう経験はありませんか?

損失回避は、そんな感じに似ています。

他にも、身近なところにナッジはあります。次のページでは、タバコの吸い殻入れのナッジです。

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