嘘・裏切り・辻褄合わせ・取り繕いは性依存症の症状

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当事者の頑張りとは何か

治療に取り組むといっても、色々あると思います。

イヤイヤ治療に行かされている人、積極的に治療に行く人。

積極的に治療に行っていても、家族を安心させるために努力するというところまでたどり着く人は少ないと思います。

多くの人が、「依存症を治す、スリップしない」が目標であり、「家族が安心できる」というより上位の目標まで手を付けている人は少ない印象です。(それは私を含めて、とても難しいことだと思います。それは、依存症治療をしていると自分自身のことで精一杯になってしまうからだと思います。)

依存症治療は目標が「問題行動をしない」であり、ご家族の目標が「関係の再構築、家族が安心出来る」ということになると、目標が完全には一致していません。

当事者は、スリップしないように対策をしたり、工夫をします。

しかし、家族は、スリップしないような対策よりも、家族が安心できる体制を作ってほしい。

この、治療目的の差異が原因で、家族は許したいのに許せない。

このジレンマに陥ってしまうと思うのです。

一番の理想形は、どういう工夫をすれば、家族が安心できるのかを当事者とご家族で相談するということです。

そうすれば、歩み寄れるのではないかと思います。

ご家族から「こういう時に不安になってしまうんだよね」と言い出すのではなくて、当事者から「どういう時に不安になるの?」と聞いてみるのが理想形だと思います。

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