心を映すもの

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30年、生きてきた。

だんだんと自分のことが分かってきていて、

特に今は、「自分の心を映し出してくれるもの」がいくつかあると分かってきた。

自分について把握することは非常に難しい。だから、こういったバロメーターを参考にして、自分の心の調子を見るようにしている。

怒り

一番は怒りである。

怒りが湧いてくるというのは、精神が不安定な時だ。

怒りというのは、本来は抱く必要がない感情であって、

抱けば抱くほど生活の質が下がってしまう。

しかし、無性に怒りたくなる時があって、それはこころのなかがモヤモヤしている時だ。

「あ、俺怒っているな」と感じたら、一歩立ち止まるようにしている。

なんで、怒らなくてはいけないほど、こころが乱れているんだろう、と考える。

理由が見つかったら、それを解決するために、感情をノートに書いてみたりする。

理由が見つからなかったら、ランニングしてしまえばいい。

ランニングすることで、こころの中にある怒りは燃えてなくなってしまう。

最近は、この怒りと向き合うことで、生活の質が高くなっていると感じる。

金の使い方

つぎに、お金の使い方である。

お金の使い方というのはとても興味深くて、その人の性格・パーソナリティを如実に反映していると思う。

今回は「個人のお金の使い方の変化」についてだ。

私は、優雅に散財するときもあれば、節約するときもある。

私の場合は、危機感を感じているときは、極度に節約をする傾向にある。

一方で、調子に乗っているときは、散財する傾向にある。

つまり、一番いいのは、過度の貯金でも散財でもなく、必要な物を買うというマインドなのだ。

節約をしているときは、問題行動をすることはないが、問題行動をする前段階の、ネガティブ感情を生んでしまうと思っている。

散財しているときは、奔放であり、問題行動のリスクが非常に高くなっていると考える。

こういった、心の衝動性みたいなものを、お金の使い方で把握することができるようになったのも、大きな進歩だと感じている。

時間の使い方

最後は、時間の使い方だ。

なんだか、ゆっくりと過ごすことが苦手な時がある。

忙しくしていたい、時間を無駄にしたくない、という考え方の時だ。

そんな時は、だいたい、自分のメンタルが不安定になっている。

というか、最近まで、私はワーカホリック気味で、暇なときは読書したり勉強したりと、「何かをしていたい」という願望が強かった。

時間と言うものを過度に大事にしていて、あくせくと動いていた。

しかし、それは時間がなくなってしまうことへの恐れや、自分の能力が下がってしまうことへの恐怖だったのかもしれない。

結局は、時間を大事にしていたというよりも、何かに恐れていたのかもしれないと思う。

精神科に通うようになってから、マインドフルネスとか森林浴というのを取り入れている。散歩をするようにしたり、電車でスマホをいじらずに窓の外を見たりしている。

そういう時間は、以前の自分からしたら無駄な時間だ。

しかし、その時間は今では尊い大切な時間だと感じている。

公園のベンチに座って、風景を眺めながら風の音を聞いたり、木々の香を感じたりする時間が増えた。

電車の音を感じながら、車窓から風景をみる時間が増えた。

そういう、安らかな時間が増えることで、自分の精神が落ち着いてくるのを実感する。

さいごに

今日は、自分のこころのバロメーターについての話をしてきた。

皆さんは、どんなものが自分の心を映し出しているだろうか?

部屋の散らかり具合、酒の量、タバコの量、カラオケに行く頻度、過食、散財、リストカット、オーバードーズ、悪口を言う、朝起きれない、など色々とあると思う。

そういった、自分のこころのバロメーターをみつけて、観察してみると面白い。

私は、これからも、怒り・お金・時間について、観察を続けていきたい。

コメント

  1. KK より:

    今年一年ありがとうございました。
    こちらのブログでたくさん勉強をさせていただきました。今回の記事もまた示唆に飛んでいました。
    来年もどうぞよろしくお願いいたします。
    どうか良いお年をお迎えくださいませ。

    • 性依存.com より:

      KK様
      あけましておめでとうございます。
      私のブログを読んでいただけて、とても嬉しいですし、こうしてコメントをくださるのは励みになります。
      お互い、良い一年にできたら素敵ですね。
      今年もどうぞよろしくお願いします。