今回は、「リフレーミング」という心理学の用語を解説します。
依存症治療における「リフレーミング」とは具体的にどんなことなのかについて書いていきたいと思います。
リフレーミングとは
みなさん、リフレーミングという言葉を聞いたことがありますか?
リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は家族療法の用語。
西尾和美『リフレーム 一瞬で変化を起こすカウンセリングの技術』によると、「リフレームの目的は、今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、誰もが潜在的に持っている能力を使って、意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、ポジティブなものにしていくこと」(32p)とのこと。
同じ物事でも、人によって見方や感じ方が異なり、ある角度で見たら長所になり、また短所にもなる。例えば、試験で残り時間が15分あった場合、悲観的に考えた場合は「もう15分しかない」と思えるし、また楽観的に考えた場合は「まだ15分もある」と思える。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リフレーミングとは、枠組みをはずして、違う枠組みで見ることです。
従来の見方を捨てて、新しい見方でとらえるといってもいいでしょう。
次のページでは、リフレーミングの実際について解説していきます。
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