コミュニケーションの齟齬

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家族会というオープンチャットに参加している。

家族会というのは、パートナーが性依存症であり、それについて悩んでいる方が集まっている。

私は当事者ではあるのだけれど、管理人さんに誘われたので、自分の見解がいい刺激になるのではないかと思って参加することにした。彼女との紆余曲折を経て今があるので、その経験を生かして貢献したいという気持ちなのだと思う。貢献というほどのものではなく、お節介に近いのかもしれないが…

さて、先日、コミュニケーションの齟齬があった。

ある方がオープンチャットに入会された。その方のおっしゃる内容は、簡単にまとめると、問題行動を起こした彼に怒りや嫌悪感を覚えて暴力を振るってしまったという内容だった。被害者意識も強いようで、これもされた、あれもされたという風に、被害を列挙した内容であった(ちなみに、被害者意識は当然のことだと思います)。記載された文字数も多く、記入するだけでも相当な時間を要するような文章だった。

文章を自由に記載する際に、その文章の総量は当人のエネルギーの大きさを表している。エネルギーといっても、だいたいが何かに対する不満である。不満が強ければ、とてもたくさんの文章を書く。グーグルの飲食店やクリニックのレビューなどを見るとわかる通り、星1つ評価の文章の方が長文傾向にある。鬱憤を晴らしたり、店の評判を落としたいという復讐の意図があるからだ。

さて話が逸れたが、新入会の方に皆さんならなんと声をかけるだろう?

「つらかったですね」、「よくがんばっていますね」という労いの言葉をかける人もいるだろう。思いやりのあるフレーズで、「大丈夫?」、「何ができるか教えてくれない?」「役に立ちたい」という発言もよいかもしれない。「私も似た経験があります」と共通項をみつけるのもいいかもしれない。

しかし、私はそれでは解決にならないのではないかと思った。

仲の良い友達を作る、安心できる場所をつくるというのももちろん大事なことだと思うが、この方の場合は違うと思った。その方に底つき体験が必要だと感じた。

「こんなこともされて、あんなこともされて、嫌だったので離婚しました」

「こんなこともされて、あんなこともされて、でもいい部分も忘れられなくて悩んでいます」

というのであれば、私は納得がいく。

「こんなこともされて、あんなこともされて、嫌だったので暴力をふるいました」

ということだったので、これは状況が良くないと思った。自分の言動が一致していない点や行動の背景にある目的に気付いていない点に対して私は違和感を覚えた。

こんなところ(オープンチャット)に来ないでも、離婚すればいいんじゃないですか?

というのが、大方の第三者の意見であろう。

しかし、実際には文章化してまで、苦しみを吐露している。とても強い嫌悪感を相手に示めしていると同時に、芯ではパートナーのことを好きなのかもしれないと思った。もしかしたら、本当にパートナーのことが嫌いになっていて、離婚するための背中を押してほしいのかもしれないが…。

再構築するにしてもしないにしても、彼女が自分の言動を見つめて自分の気持ちに気付く必要があると思ったので、私は返事を書くことにした。

コメント

  1. おんぷの夫 より:

    おそらく、それを相談したのは私の妻です。
    おんぷという名前ではなかったでしょうか?

    おんぷはあなたの意見を受けて、
    「私がダメなの?」
    「被害者は被害者だと言っちゃいけないの?」
    「子どもを擁護するのが親だなんてわけわかんない」
    「家族会なんて不幸話ばっかりでしょ」
    などなど思ってしまったようです。

    たぶん管理人さんが伝えたいことは伝わってないですね。
    ちなみに、私が働けるようになったら離婚だ、と言われました。
    (今は発達障害、双極性障害の影響で働けていません)

    管理人さんは、この記事を見せるのが妻のためになると思いますか?
    どうするのがいいのかわからず、コメントしてしまいました。

    • 性依存.com seiizon.com より:

      コメントありがとうございます。
      まさにご指摘いただいた通り、この記事はおんぷさんへの対応に関連した思いを綴ったものです。

      私の記事をみせるかみせないかは旦那様のご判断次第だと思います。おんぷさんの私に対する怒りや不信感も相当だと思いますので、火に油を注ぐ状態となってしまうかもしれません。状況がよくなることも悪くなることも考えられます…

      もしお見せになる場合は、
      https://seiizon.com/1346
      の方が客観的でまとまっているかもしれません。

      自分でネット記事を見るのとはちがい、見させられるのは抵抗・反発が強い場合も考えられます。奥様が落ち着いて過ごしている日常を壊してしまう恐れもありますので、くれぐれも慎重にご検討ください。

      また、1番オススメするのは、オープンチャットの家族会に再び入っていただき、私以外のメンバー(回復に向かっている家族)と議論を交わしていただくということだと思います。ハードルが高いとは思いますが得られることも多いと思います。おんぷさんとお話ししたかったという女性もおられました。今一度ご検討ください。

      最後に、旦那様は離婚したいのですか?復縁したいのですか?
      それによっても、今後の方針が変わって来るように思います。

  2. おんぷの夫 より:

    >おんぷさんの私に対する怒りや不信感も相当だと思います
    まさにそうだと思います。おっしゃる通り、火に油を注ぐ形になるかもしれません…

    >1番オススメするのは、オープンチャットの家族会に再び入っていただき、私以外のメンバー(回復に向かっている家族)と議論を交わしていただく
    それを言うのもハードルが高いですね…
    なんでもう1回入らないといけないの?って怒り気味で言われそうですね…

    >最後に、旦那様は離婚したいのですか?復縁したいのですか?
    復縁したいです。頑張りたいです。
    でも、妻との約束で守れたことなんてひとつもなくて。私への不信感も相当ある状態だと思います。なので妻としては離婚の意思が固いのかな、と思っています。
    だとしても私は妻が好きですし、復縁したいと思ってます。

    • 性依存.com seiizon.com より:

      おんぷさんにこのサイトをお伝えしたり、オープンチャットに入るということは控えてもよいのかもしれません。
      私のことやオープンチャットのことを批判的にとらえている現状では火に油を注ぐことになりそうですもんね。
      穏やかに過ごしてもらうのが一番だと思います。

      おんぷさんが離婚を希望しており、旦那様が復縁を希望しているというのは難しい局面ですね。
      損害賠償の請求や婚姻費用分担請求をされるような離婚(いわゆる怨恨があり、相手を懲らしめたい離婚)であれば、なおさら厳しいものがあると思います。

      旦那様にできることは、奥様の言い分をよく聞かれることだと思います。話の途中で発言したり、言い負かそうとしたり、弁明せずに聞くということです。それができれば解決へ歩み始められるのだろうと思います。
      奥様の考え方を変えることはできず、変えられるのは自分の行動です。
      奥様から聞いたことをヒントに自分の行動を変えていってほしいと思います。

      よくあることとしては、以下の4点があると思います。加害者家族には相当な悩み・不安があることをご承知おきいただければと思います。
      ・犯罪そのものへの嫌悪感:性犯罪は女性の尊厳を傷つけてしまいますから相当な嫌悪感があると思います
      ・犯罪の原因としての家族:私が性欲を満たせてあげられなかったから他の女性に加害したのではないかという悩み
      ・被害者としての家族:刑事事件のニュースをみるとフラッシュバックするなど後遺症に悩まされている、日常が壊されてしまった怒り
      ・犯罪抑止力としての家族:私が管理しなくてはいけない、病院に通わせ続けないといけない
      奥様が安心できるようにどうしたらいいかという点で徹底的に考えを深めていくと良いのではないかと思います。

      私も、半年前に同じ立場でした。
      彼女とは家庭内別居という形になっていました。同棲を解消せずに向き合うことができたのが大きかったと思っています。
      精神科通院、SA、GPSアプリを入れるなど治療を行って、状況は徐々に良くなりました。
      何かわからないことがあれば、遠慮なく聞いてください。

      • おんぷの夫 より:

        相談に乗っていただきありがとうございます。

        >よくあることとしては、以下の4点があると思います。加害者家族には相当な悩み・不安があることをご承知おきいただければと思います。
        この部分、わかっていなかったです。そういう悩みや不安があるということを肝に命じます。

        またコメントさせて頂くことがあるかもしれません。
        そのときはよろしくお願いします。

        • 性依存.com seiizon.com より:

          良い方向に向かうことを願っています。
          よく奥様と話し合ってみてください。
          また何かあれば遠慮なく聞いてくださいね!

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