治療とは

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治療について考えた。

普通、治療というと、体の一部が悪くなっている病気に対して、アプローチする。医者も患者も、悪いところが悪いとわかっていて治療に取り組む。

一方で、精神科の病気は、「精神=私」だから、体の一部が悪いということではなくて、体の全て(私自身)に欠陥があるということになる。つまり、精神疾患というのは、自己否定から入らなければならない。だから否認というものが存在し、「俺はそんな病気じゃない」という反発が生まれるのだろう。

他にも、治療が主体的かどうかという違いも大きい。

体の一部が悪くなる病気では、「治してもらう」というスタンスでも治ってしまう。「手術してもらう」「薬を出してもらう」などだ。受動的でも、勝手に治ってしまうので、楽だと思う。

一方で、精神科の病気は、自分で治していかなければならない。「治してもらう」ことはできない。それは、認知を変えて行動を変えていくことなどが、主体的に動かねば達成できないからだ。

まとめると、私は精神疾患の治療において、自己否定、主体性という点がポイントだと思っている。

皆さんにとって、治療とはどんなものだろうか。

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