正解は、
「酒を飲むことが恥ずかしいんだよ」
でした。
この星の王子様のやりとりは、とても考えさせられます。
私はこれを聞いたときに、依存症に特有の罪悪感とか悪循環が文学的に表現されていて見事だなと思いました(なんだか上から目線ですいません…)
しかし、先ほどの村上春樹さんの発言を思い返すと、
これが魂が腐った状態なんだ
とはっと気づきました。
依存症は魂が腐る病気なんだ。
私の中で、依存症や問題行動などの理解が、スーッと中に入ってきました。
そこで、私の中で疑問が生じたのです。
じゃあ、魂が腐るの反対は?
これが、私は、「生きる」だと思いました。
生きるというのは、多様性の中で、自分に与えられた個性(才能や能力)を発揮することだと思っています。
スポーツや芸術、学問などで活躍するのももちろんその一つですし、
人に優しくできること、愛する力、共感する力、(非認知能力などと言われるそうですが)こういった力もその一つだと思います。
経済的に成功した人が寄付をするのもその一つです。
「生きる」というのは、
役立つかとかそういう尺度ではなくて、
社会的な貢献や自己実現が混ざり合った複雑な概念なのかなと思っていますが、自分でもまだよくわかっていません。
とりあえず、私は、「生きる」という言葉にいま興味があって、あれこれと考えています。
まだよくわからない「生きる」という言葉ですが、
最近は「生きている人」をみると、「ああこの人は生きているな」、というのが分かるようになってきました。
最近、「この方は生きている」と感じたYoutubeを貼ります。とても考えさせられる動画なので、よかったら時間のある時に見てみてください。
ご自身と向き合い、他者とも向き合っている。
真剣に生きていらっしゃる。
そう感じました。
ちなみに、上のほうの動画は、「顔ニモ負ケズ」という本で河除さんを知りました。
下のほうの動画は、関本医師がご逝去されたというYahooニュースから知りました。
この動画から感じ取ったものが、Flavor of Life(人生の風味)だったのではないかな、と今になって思います。
さいごに
今日のブログは、とある方の開催するイベントをみて、いろいろと考えたものです。
その方も、依存症になってしまい、通院されている方です。
そのイベントがすばらしかったのもありますが、依存症になってしまい多くの困難があるなかで再起され、個性を発揮し、ご活躍される姿から、勇気をもらいました。
勇気をもらったというのは、Flavor of Lifeを堪能させてもらったということであり、「生きる」姿を見せてもらったということなんでしょうね。きっと。
私もいい風味が醸し出せるように、精進したいと思います。
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