ブログを書くのは2か月ぶりです。
皆様、元気にお過ごしでしょうか?
私は、元気に過ごしております。
夏も終わり、自民党総裁は石破さんになり、
今年もあと3か月。
時の流れが速いなと感じます。
依存症のほうは、月に1回デイケアに通院していて、2か月に1回診察を受けています。
内服薬もずっと変わりません。
本当に、「変わりがありません」。もちろんいい意味です。
自分の心の調子は良いと思います。
仕事も変わりませんし、人間関係もトラブルがありません。
坦々と仕事に行き、休みは休む。それの繰り返しです。
退屈だとは思いません。落ち着いて平穏だなと思っています。
以前は、いろいろな不安に悩まされることもありましたが、
そういった心理的な不安定なところも落ち着いてきています。
診察では、良い記憶が増えてきたからでしょうね、とコメントいただきました。
確かにその通りだと思います。
簡単に言えば、「順調だと落ち着いてくる」ということだと思いますが、
そういった日々の積み重ねというのは、時間を味方につけなければなりませんので、
案外難しいことだと思います。
治療を初めて4~5年たちますが、よくやっているほうだと思います。
また、忘れてはならないのが、経済的な状況です。
一時期は無職でデイケアに通っていたからわかるのですが、
仕事して稼ぐ、貯金をしておく、というのはとても大切なことです。
それは、将来の人生設計を豊かにしてくれますし、心にゆとりをもたらしてくれます。
妻も家計のことを協力してくれて、経済的に安定してきています。
予算をしっかり決めて家計を運営してくれている妻には感謝してもしきれません。
最近は、ふとした時に、人を不幸にしてしまったという事実を感じます。
ふと、何かの拍子に、多くの人を悲しませた人生だったと、痛感するのです。
そして、これからの人生で、それらの穴埋めはできないし、取り返すこともできないだろうと感じます。
時間がたって、いろいろなものが落ち着きを取り戻しているのかもしれませんが、
自分のしてきた悪態の爪痕は、この世の中に残ってしまっていると感じます。
当時の自分は、精神的に不安定で、不適切なものを求めさまよい、他人の感情を考えたり共感したりすることが不能でした。
そういう自分がいたことを振り返ることができるようになったというのは進歩なのかもしれませんが、何の救いにもならないと思います。とくに、迷惑をかけたり、悲しませてしまった人の救いにはなりません。
つくづく思うのが、このような人生にはしたくなかったという後悔です。
当時も今も、他者を傷つけたいと思っていたわけではないと思うのです。
不適切な何かを追い求めていた、その過程で人を傷つけた、そう解釈しています。
しかし、心の奥底に、加虐したいという心理があったのかもしれませんから、断定はできません。
とにかく、「人を傷つける恐れがある」というのは問題行動に着手する直前に予想できたと思うのですが、視野が狭くて、何かを追い求めるということばかりに気を取られてしまっていたんだと思います。
その点については、本当に悲しいことだったし、申し訳ないことだったと思います。
しかし、どう転んでも、当時の自分は、そういったことをしながらでしか生きていけなかったのだとも感じていて、過去を塗り替えたいというような後悔の念はあまり湧いてきません。
受け入れるしかない過去だと感じています。
私に今できることをしていくしかありません。
今できることは、一つは家族を大切にすること。
そして、仲間や関係者を大切にすること。
また、社会を大切にすること。
どんな人にも、育ててくれた親がいて、愛する人がいて、愛される人がいます。
その社会を、一度は破壊する方向に働いてしまいましたが、これからは改めたいです。
最近は、日常が落ち着いており、書くことがなくてブログが滞っていましたが、
また、時間のある時に書いていきたいと思います。
本日は、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
お疲れさまです。
いつも記事を通して勉強させていただいております。
一点相談なのですが管理人さまは犯行時期のフラッシュバックなどはございませんでしょうか?
私事ではございますが性犯罪を犯し、お金も失くし、大切な人を傷つけてから半年ほどが経ちました。未だに過去に囚われ、無明に覆われ、活力の無い日々を過ごしています。頭の中に犯行時が甦り、やっていなければどのような人生を歩んでいやのか等たらればを繰り返しております。管理人さまは現在は意気揚々と過ごしている様子ですがどのように立ち直れましたでしょうか。
是非教えていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
IN様
コメントをいただきまして、誠にありがとうございます。
私は特に現在はフラッシュバックはありません。後悔することもなくなりました。
「もし、問題行動がなければ…」と思うことも以前はありましたが、
「さまざまな事情で、問題行動をしなければ当時は生きていけなかった」と諦観しております。
率直に申し上げて、私は問題行動をしてしまった頃に比べ、人生が好転しつつあると思っています。
職を辞し精神科デイケアに通ったのが、転機となりましたし、多くの良い出会いがありました。
多くの関係者との対話や内省、読書などを通じて、生き方が変わりました。
それと同時に、自分には弱い部分や心理的な癒されていない傷つき、葛藤などがあり、
それらと向き合いながら生きていかなければ、再びスリップして、自分・関係者・社会などに甚大な悪影響を及ぼすと考えています。
依存症の治療は、周囲の人との関係性を大切にしながら、自分と向き合ったり、勉強したりして、人生を好転させていくのがよいと感じています。
周囲の人というのは、精神科や自助グループになります。
人生を好転させていくというのは、相談できる人がいて、お金が満たされ、適度に休暇があり、やりがいなどの心理的な充足も得られる人生を目指すことだと思っています。
この順調な人生を壊したくない、という気持ちが、スリップしないためには大切だと思うのです。
以前、「後悔している人は、自信過剰」という意見を耳にしました。
「あれさえなければ、自分はもっといい人生だった」というのは、傲慢で自信過剰な心理なのだそうです。
そういう意味で、後悔するというのは、本質から目を背けている、というのがその方の意見でした。
辛口の意見を紹介してしまい、ご気分を害されてしまわないか、心配しております。
どうか、つらいときは、好きなことをしたり十分に休んだりして、心穏やかにお過ごしくださいませ。
管理人