当時、事件を担当していただいた弁護士さんのところへ挨拶に行ってきました。
- 当時交際していた彼女とは結婚すること。
- 子供が生まれること。
- 仕事が決まったこと。
- 精神科に定期的に通院し、治療をうけていること。
以上4点を報告しました。
「報告に来てくれて嬉しい」と言ってくださいました。
また、私が仕事に復帰するのは、社会にとって良いことである、とおっしゃっていただきました。
私のような専門職は、育成するのにも公的資金が投入されており、養成に時間を要します。そういう点から見て、私の社会復帰は、社会にとってメリットがあるということをおっしゃっていただきました。
私は自分のことで精一杯でした。なんとか給料を得て、自分が食べていくことに必死でした。
社会にとって自分が貢献できるかどうかなどという広い視点で物事をとらえることができていませんでした。
そのあたりの、広い視点での話を伺うことができて、今回の訪問は大変ありがたい話が聞けたと嬉しく思っております。
また、私が受けている治療(デイケア、診察)の話も聞いて頂きました。弁護士の先生からみたら、あまり知ることができない「事件のその後」についての話をご紹介できてよかったです。
他にも、母が担当検事に向けて書いた、「上申書」のコピーをいただくことができました。母の慈愛が込められた上申書は、私の人生のすべてが詰まっていました。
私の性格、境遇、転機、犯罪の原因など、母から見た考察が書かれていて、とても考えさせられました。
私が不起訴処分になったのは、(被害者の方が示談に応じていただいたということもありますが)、母が書いた上申書が大きかったと弁護士さんに教えていただきました。
今回、上申書を受け取ることができて本当に良かったと思っています。
折に触れて、読み返していきたいと思います。
最後に。
弁護士さんと会うことで、被害者の方にひどいことをしてしまったという事実を振り返る機会となりました。
性犯罪は二度と起こしてはならない。
そう痛感しました。
できることを引き続きやっていきます。
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