「グッドライフモデル」と「シックス・ヒューマン・ニーズ」

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今回は「グッドライフモデル」と「シックス・ヒューマン・ニーズ」について書いていきたいと思います。

グッドライフモデル

「グッドライフモデル」という言葉を知っていますか?

グッドライフモデルは再犯率の高い性犯罪の加害者が自身と向き合い、自らの犯罪行為を見直し、人生をやり直すためのワークです。

このモデルでは、人間は誰しもが「良いもの(グッド)」を求めて生きていると考えます。

例えば、仲間が欲しいとか、楽をしたいとか、達成感を味わいたいとか。

それらは誰もが求めるものです。

このモデルに従えば、性犯罪加害者は、その「良いもの(グッド)」を手に入れる方法がよくなかったと考えられます。

言い換えれば、非合法な方法で、「良いもの(グッド)」を手に入れようとしてしまったのです。

それに対して、非犯罪者は、その「良いもの(グッド)」を健全な方法で手にした人ということです。

つまり、グッドライフ・モデルでは、加害者も非犯罪者も、同じ「良いもの(グッド)」を追いかけていて、目標は同じということです。

違っているのは、その方法であると考えます。

「目標は変えなくてもいいから、方法を変えていこう」というのがグッドライフモデルのポイントです。

このモデルを学び、犯罪をしないという従来の回避目標ではなく、良い人生をつかむという接近目標を目指すことで、更生への努力の方向性が明確になり、加害者の動機づけが強まることが期待されます。