問題行動のメリットとデメリットを考える機会があった。
下のようなプリントに書き込んだ。
下の画像は、私が書いたものだ。
字が汚すぎるので、文章に書き起こしてみた。
問題行動をするメリット
問題行動をするメリットは
- 成長感
- 支配欲
- 万能感・有能感
- スリル
- 没入感(現実逃避)
があると思った。
特に、万能感というのは、とても感じていた。
「俺は何でもできる」という爽快感があった。強くなった気がした。
また、スリルというのもポイントだった。
「これを続けていたら大変なことになる」というのが、デメリットであるかのように見えて、ゾクゾクするスリルとして心地よかった。
問題行動をするデメリット
問題行動をするデメリットは
- 逮捕される
- 自己実現できない
- 時間の浪費
- 罪悪感
があると思った。
とくに、盗撮をしているときは、「なんて時間を無駄にしているんだ」と思いながら徘徊していた。
時間の無駄だと思っているのなら、すぐ盗撮や徘徊をやめたらいいじゃないか、と思われるかもしれないが、やめることができなかった。
自分の意志で、自分の行動をコントロールすることができなくなっていた。
問題行動をしないメリット
問題行動をしないメリットは、
- 社会生活を送れる(逮捕されない)
- やりたいことができる
を挙げた。
問題行動をしないことで、多くの時間が捻出でき、精力的に何かに取り組むことができる。
依存症者は無気力なのではない。
活力が有り余っているといってもいいと思う。
その活力を別の方向に生かせれば、良い人生になると信じている。
問題行動をしないデメリット
問題行動をしないデメリットは、
- 手軽に欲しい感情が得られない
- ストレス(現実)に向き合う必要がある
- 自分の”悪”に向き合わなければいけない
を挙げた。
ここはポイントだと思う。
手軽に欲しい感情が得られない、というのは、多くの依存症者に共通する悩みだと思う。
人間関係が希薄であったり、趣味がなかったり。
うまく、代替行動を見つけることが大切であり、他者とつながりを持つことが大切だと感じる。
自助グループや地域のスポーツサークルに行くのも悪くない。
ストレス・現実・自分の邪悪な部分に向き合わなければいけない、というのも、共感を得られるのではないだろうか。
問題行動というのは、真剣に考えること・向き合うことの放棄なのだ。
生きていると嫌なことがある。
それを忘れ、先延ばしにできるのが、問題行動のメリットなのではないか。
さいごに
今日は、問題行動をしたりやめたりすることのメリット、デメリットについて考えた。
こうやって書いていくこと自体が、自分の邪悪な部分と向き合うことであり、とても辛い作業だった。
皆さんも、自分が書いていくとしたら何を書くか、ぜひ考えてみて欲しい。
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