今日は、仕事で「失敗が許されない作業」をする日なので、緊張感のある一日だった。
無事に、大きな失敗もなく終わってよかった。
残り少ない仕事なので、感慨深い。
「もう、この作業をするのも、あと数回か」
「(同じ業界で仕事をしない予定なので)次回で人生最後か」
と、なんだが感傷的になってしまう。
きっと、本心では、もっと今の仕事を続けたかったから、今の業界に未練があるのだと思う。
前科さえバレなければ、もっとできた。
自分は専門職なので、培った能力を生かして社会に貢献できるのは、誇らしかったし、充実感があった。
そのような、健康的で充実した仕事を失うのはただただ悲しい。
しかし、もとはといえば、過去に自分が犯した犯罪が原因なので、文句をいっても仕方がないし、感傷的になってもいけないだろう。自業自得なのである。
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最近は小説をよく読むのだが、今読んでいるのは村上龍の「コインロッカーベイビーズ」である。
この小説は、テンポが良く、ドライブ感がある。
具体的に言えば、一文が短く、読み進めやすい。
高校生の時に読んだのだが、全くもって内容を覚えていないので、読み進めるのが楽しみだ。
そして、今日はブックオフで、村上春樹「1973年のピンボール」を買ってきた。
この本は、村上春樹の初期三部作の第二作品に位置する(つまり、処女作の次の作品ということ)。
私は今、30歳代前半なのだが、仕事をクビになり、人生に行き詰まっている。
そして、村上春樹が小説を書き始めたのが、30歳頃で、この「1973年のピンボール」は31歳の頃に書かれたものである。
村上春樹は大学卒業後にジャズ喫茶「ピーターキャット」を営んでいたのだが、この30歳頃に書いた小説(の評価)が人生を変え、32歳で職業的な作家になることを決意している。
村上春樹が人生を決めた瞬間と、ほぼ同じ年齢であることに、親近感を感じているので、
村上春樹が30歳ごろに書いた作品にはとても興味を持っている。
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近況報告は以上です。
皆さんも良い一日をお過ごしください。
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