京都大学のクレプトマニア研究

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京都大学からクレプトマニアに関する研究結果が公表されました。

クレプトマニアの人は人気のないスーパーやコンビニの商品棚をみると、視線パターンが健常者とは異なるようです。前頭前皮質活動も健常者とは異なるようです。結論としては、クレプトマニアは不適応な条件づけ学習の結果であるとのことでした。

私が通院する精神科では、「行為依存症はビギナーズラックから始まる」という説明をしてもらいましたが、まさにそのビギナーズラックが不適応な条件づけ学習の第一歩であるのでしょう。

この研究結果は、「今まで推測されていたことが客観的に示された」というタイプの研究です。

行動嗜癖(行為依存症)の者が嗜癖対象を見ると、視線パターンも変化し、前頭前皮質の血流も落ちるのは関係者は既に分かっていたでしょう。理性が抑制されて、報酬系がジャックされてしまう…こういう説明は昔からありました。

その視線パターンや前頭前皮質活動の客観的なデータが今回とれたというわけだと思います。

どうすれば、不適応な学習がされないようにできるのか(予防)や学習されてしまった不適応な条件付けはどうすれば解除できるのか(治療)に関しては、この研究では明らかにされていません。

今後の研究に期待したいと思います。

ドーパミンの出の個人差や生活環境(人生楽しんでいるか)、性格、遺伝子など色々な要素があり、依存症の研究は難しそうですが…

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