性依存の問題行動の発端は「脳内のささやき」

スポンサーリンク

依存症の行動化までの流れ

当事者の方に質問です。

性依存症の問題行動の発端(最初の最初)は何だと思いますか?

私は、”脳内のささやき”が発端だと思います。

妄想のあとに、脳内でのシュミレーションといった感じで、具体的な計画を練り始めてしまうでしょう。

その次が行動化だと思うのです。

【依存症】行動化までの流れ

脳内のささやき「ふと、やりたいな、と思う」※ドーパミンが少し出る

脳内でのシュミレーション(画策)「具体的にどうやるか手順を考える」※ドーパミンが出る

行動化「実際にできる状況になるように動き始める」※ドーパミンが多く出る

①や②のあたりを欲望、②と③の間を渇望と呼ぶのではないか、と私は考えています。

たとえ話

分かりやすい話で言えば、食べたいものがあるときに、

ふと、食べたいなぁという発想が湧いてきます(脳内のささやき)。

次に、食べている自分を想像したり、味を想像します(脳内でのシュミレーション①)。

続いて、どの店で買うか、いつ買うかなど計画を練ります(脳内でのシュミレーション②)。

最後にいよいよ行動化です。行動化する直前は、高揚感といいますか、ウキウキする感じやドキドキする感じが伴うと思います。

問題行動しないために、どこに注意すればいいか

「問題行動したいな」と脳内のささやきが自然に湧いてきてしまうことは防ぎようがありません。

しかし、そのあとに問題行動している自分をシュミレーションしてしまうか、そういったシュミレーションをしないようにするかは選べると思うのです。

問題行動に対して、具体的な手順を考えたり、作戦を練るのを禁止するとよいでしょう。

問題行動を雪面を転がる雪玉だとすると、どんどん大きくなりますから、最初の小さいうちに対処することが大切です。

脳内のささやきは仕方ありませんし、行動化の直前でとどまるのはとても難しいと思います。

ぜひ、脳内シュミレーションのあたりでSTOPできるといいですね。

私も気を付けていきたいと思います。

コメント