慢性的に嘘をつかなければいけない辛さ

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私は、職場に前科を隠している。嘘を慢性的についているという状況だ。

最近は、自分の前科を偽りながら生きていくことの辛さを感じる。

偽って生きていくことの何が辛いのかについて考えた。

やはり、一番は、前科がバレてしまって、今の生活が脅かされてしまうことである。失職し、安定を失う。

もう一つは、恥。自分の欠点・汚点は隠しておきたい。

しかし、安定を失うことや恥という言葉では表現できない辛さがある。

私は、正直に生きていきたいと強く思う。

誰かに嘘をつきながら生きていくことは、本当に辛い。

「社会的制裁」という言葉がある。賃貸を借りられないとか、就活が不便になるとか、そういうことだ。だが、それ以上に「心理的な制裁」というものが存在すると思う。

それは、正直に生きていくことが許されないということだ。

自分の生まれてくる子供にも「お父さんは性の問題行動があった」なんて口が裂けても言えないし、新しく出会う人にも私の過去は隠しておかなければならない。

それは、生きていくために必要なことだし、前科等を隠すのは当たり前のこと、という意見もある。

しかしながら、どうしても消えない罪悪感があるのだ。

私は、遠慮がちで考え込みやすいので、この罪悪感との向き合い方がとても難しい。

最近は、この正直に生きることのできない今の状況の辛さを感じるので、正直でいることが許される精神科のありがたさを痛感する。

特に、ミーティングで気持ちを吐き出せるのが私にとってはとても大切なことだと思う。

これからも、長い間精神科には週一ペースで通院していきたい。

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