管理人さんに会ってきました

とりあえず、ここでは”Kさん”と呼ばせてください。

Kさんは、私より年下ですが、性依存症の治療に取り組み始めたのは彼の方が先なので、依存症治療では先輩ということになります。

最初の出会いは、私が通っている精神科でした。

私がブログをはじめましたと、とある方に話をしたら、「ブログだったらKさんもやっているよ」と教えてくれて、「Kさんってのは、あそこの、ボクシングが上手な人だよ」と案内してくださいました。

それが、私とKさんの出会いです。

それから、色々と話をしていき、行動力のある人だと知りました。

ブログはもちろん、ラインのオープンチャットを作ったり、性依存症の本を出版したり、トークイベントを開催したり、（ここで書いていいのかわからないけれど）モザイク付きでテレビに出演したりもしていました。

本当に精力的な方です。

私は、どちらかというと「じっくり」いく臆病者タイプなので、正反対の人だな、と思っていました。

正反対といっても、物事を考えるという点では似た者同士だなとも感じていました。

さて、そんなKさんと昨日お会いしてきました。

彼の髪の毛が思いのほか伸びていて、私たちが会っていない時間の長さを感じました。

そう。実は、Kさんは精神科を辞めてしまったのです。

4月に突然、「病院をやめることになりました」とラインが来ました。

それから、ぱたりと来なくなってしまいました。

なぜ、精神科に来なくなったかというと、別の治療法を試してみて、それが好感触がったからとのことです。

その治療法は、具体的な名前は伏せますが、新しい試みでした。

私を含めた、精神科で治療を受ける人、治療を提供する人からすると、眉唾ものと感じるかもしれません。

それは、エネルギーワーク、ヒーリング、気功、催眠療法、整体、活法、カイロプラクティック等を統合したものだそうで、非接触で働きかけ、かつ瞬間的に変化が起こる取り組みなのだそうです。

私にはそれが果たして効果があるのかないのかはわかりません。

しかし、Kさんは効果があると信じています。

別の言い方をすれば、信じているからこそKさんに効果があるのかもしれません。

心というのは整合的なもの、系統的なもの、説明できる成分だけでできあがっているものではありません。

だから、心の治療において、一見すると信じられないような治療法があってもおかしくはありません。

私は、Kさんがこれからどう歩んでいくかを、温かく見守りたいと思っています。

一点だけ、心配なことがあります。

それは、治療費用。

高額なのです。

高額だから、「これは詐欺なんじゃないか」という人もいるにはいます。

私は、詐欺かどうかはさておき、ただただ、お金を失ってKさんが困ってしまうのが嫌です。

それは、とても残念なことです。

なので、金銭的なことに関して、多くの困難がKさんに降り注がないでほしいと願わずにはいられません。

余計なお世話かもしれませんが…

私は、精神科にもしもKさんが再び来ることがあれば歓迎しますし、

また、機会をみてKさんとお話しするのを楽しみにしています。

ちなみにですが、私はKさんが将来的に”大物”になるような気がしています。

どこか、とんでもないところに行ってしまう、そんな気がする方なのです。