スリップ・再犯してしまうのは、反省が足りないから?

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スリップしてしまうのは、反省が足りないからでしょうか?

そもそも、反省というのは何なんでしょう?

今日は、これらの問いについて考えてみたいと思います。

まず、反省とは何か。

これについては、以前、ブログに書きました。

後悔と反省は別物であるということや、反省するのであれば未来を変えるために性依存症の治療を受けるべきと書きました。

結局、これが私の答えになるのですが…

反省を、「自分の行動を振り返って、悪事を悔いること」だとすると(これは後悔であるというのが私の主張なのですが)、反省には意味がありません。スリップの予防にならないでしょう。

反省を、「過去の悪事を悔い、繰り返さないように対策を講じ、未来を変えること」と捉えるのであれば(つまり、依存症の治療を受けるということになりますが)、反省には意味があります。スリップの予防になります。

以上が、私の考えになります。

また、世間一般で言う「お前は反省が足りない」という指摘は、依存症治療において百害あって一利なしと感じます。

「反省しろ」というのは「後悔しろ」や「罪悪感を持て」というニュアンスだと思いますが、

そういう「後悔」や「罪悪感」が依存症治療には害です。

その後悔や罪悪感から逃れるために、問題行動を必要としてしまう人もいるのです。

これも、依存症スパイラルとして、以前ブログにしました。

今日のまとめになりますが、

あなたが、依存症の人をサポートする立場であれば、

「反省しろ」

という言葉は使わない方がいいと思います。

後悔・罪悪感を本人は感じて、問題行動に走ってしまうリスクを高めるでしょう。

じゃあ、なんと言えばいいのか。

これは、「治療をうけろ」になると思いますね。

それでは今日はこの辺で。

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