皆さんこんにちは。性依存.comの管理人です。
今日は、ちょっと思うことがあり、精神科医の立場に立って考えてみたいと思います。
お題はずばり、「依存症家族が受診したときに、精神科医は労いの言葉をかけるべきか」
一般的な医療面接に関して
医療面接のテクニックとして知られているのは、以下の項目です。
この中で、患者さんとの信頼関係を構築しやすいのが、1)と2)です。
理解的・支持的に接してもらうことで、「ああ、この先生は良い先生だ」という感情を抱くのは当然のことです。
これを、別の形で表現すると、
傾聴→受容→共感
ということになります。
医療面接のポイント~信頼関係の構築~
つまり、医療面接の目的が「患者さんとの信頼関係構築」だけであれば、傾聴→受容→共感を繰り返していけばいいのです。
「なるほど」「うんうん」「そうだったのですね」「それは辛かったですね」「誰だってそんな状況になれば辛いですよね」
そういう言葉をかけていればいいということになります。
しかし、実際はそのようなことだけをしていけばいいわけでもありません…