引換券

スポンサーリンク

お金は手段であって目的ではない、とは良くいったものですが、私は最近お金のことをすごく考えています。

ありがたいことに、そこそこ時給が高いフリーランスなので、多く働いて多くの給与を得たいと思っています。ぼーっと休んでいる暇があったら働いてお金を得たいと思ってしまう自分がいます。

また、ある程度まとまった資産が日本円であり、それをどうしようかと思案しています。投資をして増やしたいのです。(ちなみに、ドル建てでVTIという投資信託に投資しようと考えています)

スタバのコーヒーは「お金の無駄」と感じてあまり飲みません。割高なものは拒否するコスパ中毒の状態です。

つまり、まとめますと、「お金依存」の状態になってしまっているのです。

お金を増やして、資産を増やしたいという心理状態なのです。

そこで、冒頭の「お金は手段であって目的ではない」という言葉が出てきます。

お金はそれ自体ではただの紙や記号といったところですが、サービスやモノに変換した時に効力を発揮します。

しかし、なかなかどうして、私はお金という引換券を多く所有することに満足を覚えるようです。

滑稽ですよね。大量の引換券を所有して満足しようとしているのですから。

自分が何を考えているのかというのは非常にわかりにくいですが、よく考えてみました。

まずは、不安。

私は前科があるので、その関係で色々な仕事ができなくなったり、契約が解消されてしまう危険と隣り合わせです。そのような事情があるので、「仕事をしなくて良いほどのお金を持つ」ということへの憧れがあるのだと思います。

もうひとつは、特権意識。

「自分が特別だ」というのを証明するのにお金・預金残高を必要としているのでしょう。現に、私はよく妻に「こんなに貯金が貯まったよ」と伝えることがあります。それは、自分の仕事を評価して欲しいという欲求以外に、「我々の家庭は特別なんだ」といった特権意識の確認・共有があるのだと思います。

ですから、周囲から舐められないために、差別化を図るために、預金残高を欲しているのかもしれません。

一般的には「自由」をキーワードとして蓄財に励むのでしょうが、私は「不安」「安心」「特権意識」がキーワードになりそうです。

私には夢(妄想)があって、とある高級腕時計を身につけて、とある高級外車に乗り、邸宅(注文住宅)に住むことです。

こんな非現実的な夢を語ってしまうあたり、自分が自己愛性パーソナリティーだと自覚しますね。

この肥大した目標が、私のストロングポイントでありウイークポイントだと感じます。

つまり、飛躍する原動力になるとは思いますが、大切なモノ(家族、健康、余暇)を蔑ろにしてしまう可能性もあると思っています。

この肥大した自己とどう向き合うかというのが、私の今の課題です。

コメント