12月3日 1年ぶりに仕事をしてきた

スポンサーリンク

本日は、一年ぶりに仕事をしてきた。

内容は、日雇いのバイト。

誰でもできるようなバイトだ。

周りの人との人間関係も複雑ではなくて、今日限りの付き合いなので、ササッと仕事をして、ササッと解散だった。

そんな、あっさりと始まって終わった日雇いバイトだけど、ここにたどり着くまでは、長い道のりだった。

色々な人を泣かせてきたし、自分も泣いてきた。

警察のお世話にもなったし、職場も懲戒解雇となった。

自分のしてしまったことの責任をとっているだけだから、「頑張った」とは決して言えない。

「努力」という言葉も使えない。

少しずつ人生を立て直していった。

ただそれだけだ。

そうはいっても、自然と今までのことを振り返ってしまう。

悔しくて眠れない夜もあった。

怖くて震えていた夜もあった。

逃げ出したくなった時もあった。

誰とも会いたくない時もあった。

色々な苦しい時があったなと思う。

なんとか、乗り越えてくることができた。

乗り越えられたのは、素直に良かったなと思う。

だけどそれを美化してはいけない。

自分の人生を振り返って、辛かったなと感傷に浸ることは許されない身分だ。

被害者の方や彼女が味わった苦痛。

とても大きな苦痛だ。

それと比べて、自分は、自分のしてしまったことの責任を果たしているだけだ。

だた、一言だけ本音を言わせてもらえば、「長かったな」と思う。

本当に長かった。

辿り着けて良かった。

12時に仕事が終わってから、清々しい気持ちになった。

久しぶりに、充実感を味わった。

自分も人の役に立てるんだという気持ちもあるし、お金を稼ぐことができたという誇らしさもあった。

毎日が貯金の切り崩しだったから、1年ぶりに黒字の日になったのも嬉しかった。

本当に、今日の仕事終わりの気分は清々しかった。

仕事が終わったら、ちょっといいランチを食べようと思っていた。

1500円くらいの、一人で食べるには高めのランチを食べてやろうと思っていた。

でも、食べられなかった。

まだ、道の途中とおもった。

これから子供も生まれてくるし、常勤の職が見つかったわけでもない。

まだまだこれからだと思った。

結局は、すき家でワンコインランチを食べた。

普段は牛丼並盛くらいしか食べないのだけれど、今日はプチ贅沢をして、サラダとみそ汁と生卵を付けた。

すき家で、普段よりもちょっと贅沢をすれば、自分は十分満足である。

牛丼はとても美味しかった。

たくさんの人の支えの中で、今自分は生きていると噛みしめながら、牛丼を食べた。

彼女、母親、精神科の皆、色々な人の顔が思い浮かんだ。

あと少しで、人生が軌道に乗ると思っている。

彼女の出産。彼女との結婚。就職。

重要なイベントが差し迫っている。

迷わずに進みたい。