依存症の治療をしている人なら、自助グループという存在は誰もが知っているだろう。
そして、そこで出現するのがお祈りの時間だったり、ハイヤーパワーという単語だ。
正直に言って、胡散臭いと感じる人が多いだろう。
私もその一人だった。
科学的な話のほうが好きだし、なんだかシックリくる。
だから、一回行ったきり、自助グループには行っていない。その後は精神科一本だ。
そんな私だが、最近は霊的なものというものを少し信じるようになってきている。
お祈り
一つは、お祈り。
母が送ってくれたお守りを、カバンに入れて持ち歩いている。
- 今日も前科が露わとなり、職場を解雇されませんように
- 自分や周りの人の人生がうまくいきますように
という(自分勝手な)お願いをしている。
すると、お祈りをしたことで、やれることはやったという満足感が得られたり、
大きな力に結果を一部ゆだねるのは、なんだか謙虚になれる。
予兆・予言・縁起
もう一つが、予兆・予言・縁起的なものだ。
ふと、時計を見たときに4:44だと不吉だと思ったり、
コンビニで買った商品の合計が777円だとラッキーと思ったり。
少しは、誰でもあると思う。
家の前でカラスが死んでいたりしたら、嫌な気分になるだけではなくて、不安になるだろう。
最近は、仕事のふとした場面で、そういう予兆・予言・縁起的なものを感じる。
これは、どういうことなんだろうと考えると、
ある出来事に意味付けをしているということだろう。
そして、未来に影響があると考えているのだ。
たとえば、野球選手なんかは、ルーティンをもっている人が多い。
打席にどちらの足で入るのかとか、そういうのを決めている人が多い。
これって、人間の傾向なのだと思う。
成功する秘訣を探したいとか、悪いことが起こらないか不安だとか、そういう心理が影響して、霊的なものに頼るのだと思う。
前回成功したのは、きっと○○をしたからなんだ、と解釈すれば、ルーティンを守りたいと思うだろう。
だから、日本各地、いや世界各地で霊的なもの・文化・建造物にあふれている。
お祈りして、物事がうまくいったら、またお祈りをしたくなるものだ。
(もしかしたら、心理的な影響だけではなくて、本当に予兆・予言・縁起と言うものがあるのかもしれない。私はひょっとしたら、そういうものあるんじゃないかと絶妙に信じている)
霊的なものを毛嫌いするのはやめよう
私は、霊的なものを、毛嫌いするのはやめようと思っている。
自分が謙虚になれたり、やるべきことはやったと満足感が得られたりするので、霊的なものはいいものだと思う。
本当に神秘的な力・霊的なものがあるのかはわからない。
人間が炭素・窒素・水素・酸素などの周期表に描かれている元素だけでできていると科学的に考えるのも無理があるような気がする。そこにはやはり神秘的な力が宿っているのかもしれないとも思う。こんな神秘的な人体や宇宙が創造されたのは、神のようなものが指示したからなのかもしれない。
神秘的な力があるという考え方以外に、人間(本人)の精神・心理に関する影響も大いにあると思う。
何度も話しているが、大きな力にゆだねるということが、安心だったり謙虚さだったりを生むだろう。それが成功につながることだってあると思う。
あなたは、霊的なものを信じますか?
信じないとしたら、霊的な文化・建造物がたくさんある事実をどう説明しますか?
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