今日、「カンブリア宮殿」という番組の録画を妻と一緒に見た。
スターバックスに関する内容だった。
その中で触れられていたのだが、
聴覚に障がいがある方だけが店員として働いている店舗が国立市にあるという。
とても、素敵な取り組みだと思った。
感動した。
一方で、聴覚に障がいがある方がコミュニケーションを必要としない職に就くのも、悪くない戦略だと私は昔から感じていた。
小説家とか、芸術作品の創作には、聴覚障がいというハンディキャップがあまり関係ように私は思う(個人的見解)。
自分の特性を理解して、社会での立ち回りを考えるという方法も非常に大切だ。
今回の番組をみて、(直接関係ないことも含めて)色々考えさせられた。
まとめると、困難があったときに、立ち向かっていく方法もあれば、避けるという方法もあると感じた。
車いすの方が、スポーツをして活躍してパラリンピックを目指すのも素敵だし、脚が悪いから、座ってできる仕事に従事して活躍するのも素敵だと思う。
大切なのは、多様性を認める社会であるべきだということ。
障害者雇用やパラスポーツの充実は、多様性を生み、豊かで深みのある社会の実現につながる。
なにより、困難に挑戦している人をみると、人は勇気をもらえる。(だから、カンブリア宮殿をみて感動した)
さて、なんでこんなことを書いたかというと、私の状況に重ね合わせたからだ。
私には性犯罪の前科がある。
聴覚の障がいとはわけが違って、犯罪は自分が故意に犯した罪であるから責任がある。
しかし、私は今回の番組をみて、色々と考えさせられた。
私は、前科があって、しかも報道されている。
色々、工夫・調整をして、同じ業界への再就職を果たした。
その過程で、家族や精神科の仲間など多くの人が応援してくれたし、私の挑戦に勇気をもらったという声も頂戴した。
○○さん(私)みたいになるのが目標です、というコメントもいただけた(その方も、前科があり、報道もされている)。
しかし、結果は、前科が露呈して、解雇となった。
ここで、2点感じた。
- 前科者を雇用するような会社が増えて欲しい
- 前科があるときに、無理に困難に挑戦するのではなく、困難を避ける方法もある
まずは、前科者を雇用する企業がなければ、困ったことになるということ。
一度犯罪を犯した後に、刑罰を受けて、いざ社会復帰するという段階で、
受け入れ先がないのであれば、生活保護になったり、生活が立ち行かなくなったり、最悪の場合は自暴自棄的に再犯してしまうかもしれない。
社会として、罪を償った人には手を差し伸べるべきだと思う。
もちろん、雇用したくない気持ちもすごくよくわかるが、
前科者の雇用をしないと、社会として不具合が生じるのも事実。
もう一つが、これは私の個人的な反省だが、
無理に同じ業界に戻らなくてもよかった
という反省がある。
- 培った技術がもったいない
- 技術を教えてくれた人への恩がある
そんな理由で、以前従事していた業界に戻ったわけだが、
そのせいで、色々な情報が紐づいて、前科が露呈してしまった。
困難があったときに、避ける方法もある。
私は、今回を機に、以前従事していた業界を去ろうと思う。
困難は避ける、というコンセプトのもと、新しい仕事に挑戦したり、あるいはアルバイトで生計を立てる(アルバイトであれば人間関係がないので、前科がバレにくい)ことを考えている。
今日は、テレビ番組をみて、色々と考えたので、ブログにしてみました。
読者の皆さんも、良い一日をお過ごしください!
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