「強く生きる言葉」レビュー

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失敗と成功

依存症者が抱えている問題は「自己肯定感の低さ」です。そのせいで、生きにくくなり、つかの間の安息を得るために問題行動や依存物質に手を出してしまうと言われています。

逆に、「またやってしまった」という風に、問題行動や依存物質の摂取が原因で、(自分との約束が守れなかったわけですから、)自己肯定感が低下します。

つまり、負のスパイラルに入ってしまうのです。

どうやって、この負のスパイラルを食い止めれば良いでしょうか?

私は、自分の過去との向き合い方だと思います。

我々依存症者には、前科、人に迷惑をかけたこと、自分らしくなかったこと、弱かったこと、自分に負けてしまったことなど色々思い返すことがあります。

それとどう向き合い、前に進んでいくかだと思うのです。

岡本太郎の言葉をここで引用します。

「自分をよく見せようと思ってしまうのは、コンプレックスがあるからだ」

「自分を責めることで慰め、ごまかしている人が多い。甘えだ。惨めだ。」

「コンプレックスから抜け出すためには、駄目ならかえって面白いと発想をかえる」

「成功とは、夢に向かってどれだけ挑んだか、努力したかどうか」 

「金と名誉を捨てたら、人間の”生命”が残るんだ」

(同上)

まずは、ありのままの自分を認めることです。

前科がある、逮捕歴があるなど、隠そうとするのをやめましょう。ありのままを受け入れましょう。どうせ変えることのできない過去ですから受容してしまった方がいいのです。

過去を隠して、自分をよく見せようとする必要はありません。

過去と向き合ったうえで、「じゃあどうするか」を考えるのです。

「反省を生かして、○○するようにしています」と言えればいいのではないでしょうか?

悪い点も含めて、その人の人生です。

駄目ならかえって面白いというのは、「ウケる、笑える」という意味もあるでしょうが、趣深いという解釈もできます。欠点があって、それを乗り越えた方が、人間として成熟しているという見方です。

そして、いい人生とは何でしょうか?「夢に向かってどれだけ挑んだか、努力したかどうか」ではないでしょうか。

つまり、「こうなりたい」という自分の在り方を定め、それに向かって突き進んでいくのが人生だと岡本太郎は言っているように私は思います。

書評
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