依存症治療の3つの柱

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今日は、自分はミニスカート姿の女性が気になりました。

気になっただけで、何もしていないのですが、気になってしまう自分がどうしてもいるんだなと、痛感しました。

やはり、毎日が戦いです。

依存症との戦いは長く続きます。

今日は、否認について、もう一度話したあと、依存症治療において大切だと思っている3つのことについて話したいと思います。

「もうしない」と約束するのは否認

さて、昨日もお話ししましたが、

「もうしない」と約束するのは否認です。

自分は回復していくという意思表示にも聞こえますが、

依存症というコントロール障害に陥っている現状を直視していないのです。

事態を楽観視しすぎています。

「俺、ここから頑張るよ」という前向きな言葉は、自分を安心させ、他人を安心させるために出てくる言葉です。

回復には向かいません。

依存症治療の3つの柱

じゃあ、どうすればいいのか。

  • 真実を語ること
  • 無力を認めること
  • 共同体の力

この3つが大切だと思っています。

真実を語ること

真実を語ることは、事実を他人と共有することです。

普通は、依存症者は事実を隠します。恥ずかしいし、辛いからです。

その恥ずかしさや辛さを乗り越えて、他人に語ることが必要です。

ここで、勘違いして欲しくないのが、自分の大切な人に語る必要はないです。

嫌われたくない人に、自分の問題行動をしていた時のことを細かく話さなくてもいいのです。

(仮に話したとしたら、相手を傷つけたりしますし、相手を悩ませることもあり得ます)

事実を語るのは、自助グループ・精神科に限定するのが安心でしょう。

棚卸しといわれることもありますが、この事実を語ることが回復の第一歩です。

無力を認めること

無力を認めることは、とても大切です。

いわば条件反射的に問題行動を行ってしまう自分を認めます。

梅干しがあったら、つばが出るのと同じように、

「問題行動ができそう」と思ったら、実行してしまう自分がいるのです。

だから、問題行動を起こさないような環境に身を置くのが治療なのです。

共同体

次に、共同体。

依存症は、他者とつながりを形成していくのが治療になります。

精神科のメンバーさんや、自助グループのメンバーさんと、親密になることが必要です。

また、趣味や仕事を通して、社会活動を行うこともとても大切になってきます。

人間の欲求の一つに、「孤独を避けたい」という欲求があります。

それが、適切に満たせていなかったから、依存症になったのではないかという意見もあるくらいです。

共同体。

これが、依存症者に欠落していた概念だと私は思います。

まとめ

  • 真実を語ること
  • 無力を認めること
  • 共同体の力

この3つが大切です。

当事者の方は、是非心がけてみてください。

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