誰も褒めてくれないのが依存症治療

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依存症治療は誰も褒めてくれません。

その理由は、

問題行動をしないのが当然であり、

他人や自分に迷惑をかけないのが当然だからです。

盗撮をしない。

痴漢をしない。

こんな風に、自分が損する行動をしないということは、褒められる以前の問題といいますか、当たり前の選択だという風に他人には映るでしょう。

他人に褒めてもらおうというのが無理な話なので、私はとうの昔に諦めています。

むしろ、他人に称賛を求めないのが、依存症治療のコツではないかと思います。

しかし、当事者にとってはやっとの思いで問題行動を思いとどまったり、様々な葛藤や工夫など、血の滲むような思いで取り組んでいることでしょう。

そんな時は、世界で唯一コントロールできる「自分」に褒めてもらえばよいのだと思います。

おいしいものを食べたり、ご褒美を買ったり。

節目には自分に優しくなるのも悪くないのではないでしょうか。

当事者の方は「どうして俺はダメなんだ」と自分を叱責することが多いと思います。

(依存症者は、世間が思うよりも、自責の念が強い印象があります)

これからは、「自分は頑張っている」と自分をほめることをしてみてください。

頑張ってきた自分とこれからも仲良く。

自分への慈しみというのが、私は依存症治療のポイントのように感じるのです。

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