パチンコして楽しかった
ふとした時にパンチラが見えてラッキーだった
というのは、割と普通と言いますか、健全ではあると思います。
一方で借金してしまったり、性犯罪になってしまう病的な人もいます。
どこに差があると思いますか?
これ、精神科の講義やグループワークで扱われた話題です。
先に答えから書きます。
健全な人は、満たしたい欲求を自分で理解しているのです。
「楽しいからやっています」「美味しいから食べています」など。
病的な人は、満たしたい感情が複数あったり(正反対のものを2つとか)、自分で理解できていないようです。
例えばギャンブルで言うと、「借金を返したい」というのは「安心」を求めているのですが、
他にもスリル、好奇心、負けたくない、などさまざまな気持ちが隠れているのではないでしょうか?
性の問題でも、支配欲、繋がり・連帯感、肉体的快感、非日常感など複数の感情が入り乱れているでしょう。
繰り返しになりますが、病的な人は、満たしたい感情が複数で、自分で理解できていないのです。
ここまでが、精神科で聞いた内容です。
ここからが私の持論ですが、
キーワードは「罪悪感」です。
この罪悪感が、依存症スパイラルを形成するキーポイントだと考えています。
みなさん、「負の強化」というのを聞いたことがありますか?
負の強化は「不快な状態から逃れるために問題行動の欲求が高まるプロセス」のことをいいます。
これこそが、病的な人の本態なのではないかと考えます。
もちろん、この概念も「病的な人は、満たしたい感情が複数で、自分で理解できていない」という先程の話題に含まれると思います。
結局は、不快な状態から逃れるためという目的も含めて、満たしたい感情(目的)が複数というのがポイントのようです。
ちなみに、酒・タバコは最初おいしくありません。「仲間とつるめる」という連帯感、「自分も大人になった」という成長・達成感、「俺は不良だ」という優越感などが最初の欲しい感情だったはずです。
しかし、次第にニコチンやアルコールに依存していきます。
得られる感情が、イライラからの開放、緊張からの開放、嫌なことを忘れる、気分を変える、などさまざまな目的が出てくるのです。
それでは今日はこの辺で。
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