アドラー心理学「見かけの因果律」

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原因論から目的論へ

そもそも、原因は何かという考え方をすると、「○○が原因である」という結論になります。しかし、その結論から何を見出せるでしょうか?原因が分かったところで解決できないことも多いですよね。

一方で、目的論は、どうして「もう少しイケメンだったら彼女ができるのに」と考えるのか、そう考える目的が存在しているという考え方です。「○○さえなければ自分は有能だ」と考えたり、「見かけの因果律」を持ち出すことで、劣等感を和らげる目的があります。また、さらに突き詰めると、イケメンではないこと、つまりは不幸自慢をして人の上に立つことで、優越感を感じたいという意図も見えてきます。こんなに不幸なんだぞと他人に声に出して言うことで、劣等感を紛らわせているという手法です。