「1回くらいいいだろう」を耐えるために必要なこと

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この考え方をどこで使うか

依存症当事者のかたには、ぜひこの考え方を有効に使って欲しい。

注意事項なのだが、この考え方はあくまで考え方である。渇望への対処には使えない

「できそう」「やりたい」「これで最後」と思ったときはもう遅いのだ。

「できそう」な場面では期待してドーパミンが出てしまうから、「やりたい」と思う。そこで、若干の葛藤があるだろう。天使の声と悪魔の声が聞こえるはずだ。その時の悪魔の声が「これで最後」。

普通はこんな感じで、自己正当化をしてしまい、欲求や渇望に負けてしまうことになる。短期的には、問題行動をすることが自分にとって得となるわけだから、負けてしまうのも無理はない。冷静になれる状況でもないから、「この1回が■■。我慢して!」と考えることすらできないだろう。

使える場面は、ずばりマイルールを違反しそうになっただ。

マイルール違反をしそうなときというのは、渇望まではいかず、ただの欲求程度だ。これなら、「この1回のマイルール違反が■■。我慢して!」という考え方を差し込むゆとりがあるだろう。

そうすれば、もしかしたら、我慢できるかもしれない。

どんな考え方を使ってもいいので、長期的に得になる「我慢できた」という結果を勝ち取ってほしい。

最後に、私のマイルール違反と絡めた警告文で締めたいと思う。

「歓楽街に行ったら逮捕」

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