スリップという言葉に隠された逃げの心理

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名詞化の例はたくさんある。

務めている会社で”いじめ”があってね…

これはどことなく”いじめ”という自分とは全然関係のないものが存在しているという風に聞こえる。自分に責任は全くないという感じがする。そして、問題を対して直視していない印象もある。いじめというのは実際は誰かが誰かに行った行動なのであるから、それをありのままに話す方がリアリティがあって問題を直視している印象を与える。

会社でちょっとした”ミス”をしちゃってね…

”ミス”という名詞にまとめこんで、現実を直視していない。これが、「社長の大切な花瓶を割ってしまって」「飲み会で社長の服に嘔吐してしまった」とかであれば、少なくとも責任は自分にあると自覚し、問題を直視している。

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