今日は、精神科で習ったことを思い返しながら書いていきます。
幸・不幸を決めるのは人間関係
人が幸福感を感じるのは、何かの達成とか事実ではなくて、人間関係なのだそうです。
例えば、志望校に合格したときのことを考えると、合格した瞬間よりも、大切な人に「合格したよ」と伝えて喜んでもらえたときに人は幸福を感じるのだそうです。
逆に、悲しみも、人間関係なのでしょう。
私の場合、高校の時に父親が死んだのですが、父親が死亡したことや葬式をしたことよりも、葬式がひと段落して、家でご飯を食べたときにとても悲しくなりました。
いつも父親が座っているはずの椅子には誰もいないというのが、とても悲しかったです。
やっぱり、人間関係は人の幸福や不幸と密接に関わっていますね。
人間関係のゴールを意識する
人間関係を考えるときに、大切なことは、
- 相手との関係にゴールを設定する
- ゴールに向かう一貫した態度
だそうです。
ゴールを決めるというのは、
- この人とは仲良くなろう
- この人とは無関係でいいや
というようなゴールのことです。
一貫した態度というのは、
仲良くなりたいのに相手を傷つけることを言ってしまったり、意地を張り合ってしまったり、
逆に、どうでもいい人に「いい顔」を見せてしまったり気遣いしすぎたり、
そういうよく陥りがちな罠に引っかからないようにするということです。
私も、「妻は大切な人なので仲良くしたい」と思っていますが、「自分の立場を守りたい」というような良く分からない対抗心・意地の張り合いをしてしまうことがあります。
仲良くしたいと言っていながら、その目標に徹することができていないのだと思います。
人間関係は難しいですね。
良くある話ですが、
「休日を楽しく過ごすために家族で車で移動したが、渋滞に巻き込まれて雰囲気が悪くなり、ケンカをしてしまった」
というようなケースでは、
楽しく過ごすために外出したという経緯を忘れてしまっていますし、
家にいた方がケンカをしなくて済んだという残念な結果になってしまっています。
ケンカを始める前に、「そもそも今日は楽しむために外出したんじゃないか」と各自が考えられれば結果は違ったはずなのです。
ということで、人間関係でも、家族との過ごし方でも、目標(ゴール)を決めることと、それに向かって一貫した態度をとるということが大切だと思いました。
それでは今日はこの辺で。
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