【まとめ】私が実際に行っている性依存症の治療

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グッドライフ・モデル

グッドライフ・モデルというのは、良い人生にしましょうということです。

リラプス・プリベンションが「もうしないぞ」だったのに対して、グッドライフ・モデルは「こうしていくぞ」という意味合いでしょうか。

グッドライフ・モデルを自覚する方法としては、自分の葬式の時に、参列者にどのような人だったと言われたいかを考える方法が有名です。

私が実際に定めているグッドライフ・モデルを6項目紹介します。

人間関係(恋愛・家庭、コミュニティ)

人間関係というのは人生で最も大切なことです。

私は、本ブログ執筆時点では仕事をしていないので、彼女との人間関係(恋愛・家庭)と精神科でのメンバーさんとの関係(コミュニティ)を重視しています。

人間関係は

  • 広げていくこと
  • 深めていくこと

が大切だと思います。

広げていくために私ができることは、仕事を始めてそこでの人間関係を大切にするとか、運動をする地域サークルに入会してみることです。まだ実現していませんが、近いうちにどちらも達成したい目標です。

深めていくためには、よいコミュニケーションや信頼関係が欠かせません。それについては、以前の記事で詳しく紹介しています。

運動(健康・睡眠)

運動はとてつもなく重要です。

科学的に有効なストレスコーピングですし、BDNF、セロトニン、エンドルフィンといった体にいい影響がある神経伝達物質の分泌を促します。

また、依存症の関連しているドーパミンを健全な形で分泌させる効果あり、狂ってしまった報酬系回路を整える働きもあります。

私は現在、ジムに入会し、週10回以上通っています(だいたい1日2回のペースです)。

運動の効能については以前の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

読書(自己啓発・知識/教養)

読書は人の話を最後まで聞く訓練にもなりますし、新たな知見を与えてくれ、自分を高めてくれます。

結果として、読書は人生を豊かにしてくれます。

私は、依存症の治療の一環として、極力外出しないようにしていますから、おうち時間をどう充実させるかがポイントになってきます。

読みたい本のリストを作って、どんどん本を読んでいます。

読み方としては、最初にさらっと流し読みし、2回目にラインを引きながら読み、3回目にノートに重要な部分を書き写しながら読んでいます。

そうすると、本の概要は制覇した感じになって達成感があるのと、ノートを見返すことで内容の復習が一瞬でできるようになります。

このブログで紹介している本はどれも私が読んで興味深かった本です。ぜひ読んでみてください。

日記

日記を書くことは、依存症治療に必要だと思います。

それは、自分をモニタリングできるからです。

  • 渇望の有無
  • 行動療法で定めたマイルールに違反したかどうか
  • 問題行動をしたかどうか

こういったことを、日常の出来事とともに記録することは、自分を客観視することにつながり、治療には欠かせません。

日記について、以前の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

創作活動(ブログ作成、ノート作成)

人生の充実具合はどこで判断しますか?

私は、「時間があっという間だった」という体験の多さにあると思っています。

時間の概念を忘れるほど没頭することを「フロー体験」と言います。

哲学者のチクセントミハイは自分の持てる力をギリギリまで使ってできるかできないかの課題に取り組むことがフロー体験を生み出すと言っています。

つまり、「課題に取り組むこと」が人生を充実させるためのキーポイントです。

私の場合はブログ作成や読書ノートの作成がフロー体験です。取り組んでいるときは没頭し、自分の存在すら忘れてしまう時があります。そのような体験を多くして自分の人生を充実させたいと思います。

そして、いずれは、仕事がフロー体験となるようにしたいです。

仕事/お金

再就職して、年収を増やすことが幸福につながると信じています。

一方で、お金ばかりを求めすぎてはいけません。

そこには、やりがい他者貢献があるべきだと思っています。

そのあたりの仕事とお金については以前記事にしています。

仕事に際しては、

  • マイルールと矛盾していないか
  • 自分の病気のことをどこまで話すか
  • 治療継続が可能か

を意識しています。

マイルールですが、できるだけ歓楽街の近くは避けたいと思っています。

自分の病気についてはカミングアウトしたい気持ちは封印しています。カミングアウトをしても他人を不安にさせるだけです。

一方で、カミングアウトしてしまいたいという気持ちもありのままに受容しています。そのあたりは以前に記事にしています。

治療継続が可能かに関しては、少なくとも週1で精神科通院を継続したいと考えています。週4仕事、週2休み、週1精神科というバランスがいいのではないかと思っています。

コメント

  1. サトウ より:

    初めまして、ブログ村から訪問しました。

    私はどちらかというと、性被害にあった事があり、性的トラウマを抱えている方の立場です。
    さらに、性被害をきっかけに、不特定多数の知らない人に会う事を繰り返してトラウマを悪化させたような過去があります。
    私も現在は結婚していて、とりあえず知らない人に会うことはなくなりましたが、夫とは入籍後もセックスはしていません。

    以前テレビで、1〜2回ぐらいですが、性犯罪加害者の特集をしていた事があり観たことがあります。
    でも、こうして加害経験がある方のブログを読むのは初めてです。

    いろんな人生の人がいるんだな…と思いました。

    私は、摂食障害とかの他の依存で人生で散々困ってきたところもあるので、衝動などのコントロールできないという感覚はいくらか理解できると思います。
    (一時期は、不特定多数に会うのが止められませんでしたし。)
    近年は、ネット依存とかで困っています。

    摂食障害が酷ければ、日常や仕事に影響が出ることはありますが、仕事の解雇の原因になったりはしないし犯罪になるわけではありません(私は、いくら摂食障害が酷くてもお店で万引きはした事がないですし。)。

    私の依存症はそういう意味ではまだマシで、犯罪になるような事に依存するようになった人の人生は本当に大変かもしれないですね。

    私は、学力的な面が弱いのと本を読むのがそんなに得意でないです。
    こちらのブログを訪問してみて依存症対策の内容などをいくらか拝見し、参考にしてみたい内容がありました。
    余裕がある時に、他のブログ記事も拝見したいなと思いました。

    それから、昨日初めてこちらに訪問したので全部ではないですが、気になるタイトルからブログ記事を拝見しました。
    素敵な奥様に出会えて良かったですね。

    私も、自分の問題に向き合っていきたいなと改めて思えました。

    性犯罪が起きにくい社会になるといいですね。
    (性犯罪を助長するような物が社会から減ればいいとかそういう意味で、嫌味とかの意図は全くないです。)

    長々と失礼しました。

    • 性依存.com より:

      ブログをお読みいただきありがとうございます。
      またコメントも頂戴し、恐縮しております。
      サトウ様も何らかの依存があるとのことでございますが、私のような性的な依存症、特に性加害者に対して、共感してくださるのは、とてもありがたいです。
      温かいお言葉を頂戴し、うれしい気持ちでいっぱいです。
      私のブログが、何らかのご参考になりましたら幸いです。
      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. マイサカ より:

    こんにちは。ブログ拝見しました。自分も同じように性依存(露出症)と考えていて、なんとかしなくてはいけないという思いと楽しみたいという思いが葛藤し、いつも誘惑に負けてしまいます。とても参考になりました。これからも続けてください。ありがとうございました。

    • 性依存.com より:

      マイサカさん
      コメントありがとうございます!励みになります!
      お互いに、よい人生となるように、よい選択をしていきたいですね!
      今後ともよろしくお願いいたします!