怒りについて③ 怒りは依存症 「このハゲ」騒動の豊田真由子元議員は何だったのか?

スポンサーリンク

「このハゲ~」騒動の豊田真由子元衆議院議員について

”怒り依存症”であった有名人として、「このハゲ~」騒動の豊田真由子元衆議院議員がいます。

誰もが記憶にあるでしょう、あの罵倒の数々。

「このハゲー!」「ちーがーうーだろーっ!、ちがうだろっ!」「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか!」「うん、死ねば?生きてる価値ないだろ、もうお前とか」

病的ともとらえかねない、あの怒りは何だったのでしょうか。

彼女の特徴はその”怒り依存”だけではなく、学歴も特徴的です。

名門中高から東大法学部、厚労省とエリート街道を歩いてきているのです。

学歴にしても、怒りにしても、共通するのが自己重要感です。

自分が特別な存在でありたいとか、認められたいという思いの表れだと思うのです。

そして、その背景には自己肯定感の欠如があります。

ありのままの自分では、だれからも認められないという認知があるのです。

素の自分では弱いと思っているから、「怒り」や「学歴」といった鎧をまとうのです。

また、自分は特別であると思いこむような、自己愛性パーソナリティ障害だったのかもしれません。

彼女は、騒動後に公から姿を消していましたが、コロナウイルスの解説のため、テレビや雑誌にカムバックしています。

そんな中で、雑誌『婦人公論 6月9日号』で次のように述べています。

私は、子どもの頃から自己肯定感が低く、それもあって人の役に立つ仕事に就きたいと思い続けてきました。

『婦人公論 6月9日号』

この発言は、裏を返せば、「人の役に立てないとダメ」という認知が隠れているのです。

このような考え方をしている限り、自己肯定感は育まれませんし、怒り依存からの根本的な脱却は難しいと言わざるを得ません。

一方で、この雑誌の内容を見るに、騒動を経て深く内省し、自分の自己肯定感と向き合っている様子もみてとれます。

今の豊田真由子さんは、母親として子供と触れ合う時間を大切にしているそうです。

いつかまた、自分と向き合ったうえで自分を乗りこなし、公の舞台に復帰して能力を発揮して欲しいですね。