怒りは依存症治療に悪影響を及ぼす
怒りはそれ自体で依存症であるということと、
怒りはそれ自体で他の依存症のスリップの原因にもなってしまう
ということをお話ししました。
依存症の問題行動と怒りはどちらもドーパミンが出ることが共通しています。
依存症の治療は、健全にドーパミンが出るようにすることと、ドーパミンを大量に欲する状況からの脱却ということです。
依存症の治療をして、ドーパミンが出る状況を避けたり、運動などの代替行動をしてドーパミンを健全に出したりしているときに、怒ることで大量のドーパミンがでると治療に悪影響を及ぼします。もっと、ドーパミンが欲しくなってしまうのです。その結果として、怒りっぽい人間になってしまったり、スリップを繰り返してしまうことにもつながりかねません。
つまり、怒りは、(ドーパミン耐性が低くなり)依存症治療に悪影響を及ぼすのです。