性犯罪の認知のゆがみについて今日は書いていきます。
まず、認知のゆがみは、防衛反応になります。
当然、性犯罪者がしていることは「ひどい」ことなのですが、そのまま「ひどいこと」と捉えてしまうと身が持ちません。なので、「これくらいいいじゃん」と事態を軽くみて、自分の心理的負担を軽くしているのです。
つまり、認知のゆがみは、問題行動(性犯罪)をするなら得なのです。
逆に言えば、問題行動(性犯罪)をやめたいのであれば、認知のゆがみは百害あって一利なしということです。
認知のゆがみの代表
今回は、代表的な3つの認知のゆがみをご紹介します。
それは、
- 直接の被害はない(盗撮、のぞき)
- 相手が不注意なのが悪い(相手が薄着の場合、満員電車で女性専用車両を使用していないなど)
- 見つからなきゃいい(警察にばれなければOK)
この3つは、おそらく当事者であれば、いくつか思い当たる節があるでしょう。
このような認知のゆがみで、問題行動(性犯罪)を”正当化”することは、繰り返しになりますが、問題行動をやるうえではメリットですが、問題行動をやめたいのであれば、デメリットでしかありません。
認知のゆがみを打破するのは知識と共感力
認知のゆがみを打破するのは、知識と共感力です。
盗撮やのぞき、一見何も本人は害されないじゃないかと思うかもしれませんが、人には見られたくない部分は当然あります。その部分を盗み見られるのは害なのです。そのあたりは、「自分がされたら嫌だな、自分の大切なひとが被害にあったら嫌だな」という共感力が大切になってきます。
相手が不注意なのがわるい、というのも、自分勝手な考え方です。性犯罪の原因は、女性ではなくて、性犯罪者にあるというのが、誰が見ても明らかです。ですが、「女性のせいだ」と考えてしまう性犯罪者も多いのです。そのあたりも、共感力の乏しさが影響しているでしょう。
最後に、見つからなきゃいい、というのは、まさに依存症の知識不足です。見つからなきゃいいというのが間違いであり、「見つかるまでやり続ける」というのが、パラフィリア(性依存症)の本質なのです。それには、「耐性」が関係しています。
まとめ
- 認知のゆがみは、防衛反応
- 知のゆがみは、問題行動(性犯罪)をするならメリットで、問題行動をやめたいのであれば、デメリット
- 認知のゆがみを打破するのは知識と共感力
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