「依存症はどんな病気ですか?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

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  • やりたいから、やっているんじゃないの?
  • 自分の行動が制御できないって何?

この反論への解答は、なかなか難しいですよね。

一般の人にとっては、行動というのはやりたいからやっているのであって、やりたくないのにやってしまう行動って思いつかないんだと思います。

ましてや、自分の行動は自分でコントロールしているという認識だと思います。

なので、そのような一般の人に依存症を説明するのは、とても難しいことです。

私なら、まずは、逮捕されるようなことをしているという時点で、行動がコントロールできていない証拠だと説明します。

自分が損するということを分かっていながら、やめられない、ストップできないというのは、もう病気としか言いようがありません。

自分の得になる行動を選べていないのです。価値観や優先順位が狂ってしまっている状態といってもいいでしょう。

そして、自分の行動が制御できない点については、実は日常でもたくさんあるんですね。

お菓子の食べ過ぎ、寝坊、勉強に集中できない、などがあります。

意志では「○○したい」と思っていても、実際行動できないこともありますよね。

これらも、広い意味ではコントロール障害といっていいと思います。

これと、似たようなことが依存症でも起きていると説明すると、一般の人にもわかりやすいのではないかと思います。

最後に、昔書いたブログ(依存症の定義について)を再掲させていただきます。よろしければご覧ください。

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