「気持ちよくあり続けるには」と一口に言っても、そんなに簡単なことじゃないんですよね。ただごろんと芝生に寝ころんでいても、なかなかリンゴは勝手に落ちてこない。気持ちよくあり続けるためには、やはりそれなりの努力を払わなくてはならない。
『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』
上の村上春樹さんの本にある通り、「気持ちよくあり続ける」というのは難しいですよね。
ずっと芝生に寝転んでいると、「面白いことないかな~」とか、「仕事したいな~」とか、「張り合いがないな~」となるかもしれません。
バリバリに仕事していると、「休みたいな~」となるかもしれません。
家にいると、「旅行に行きたいな~」となり、旅行に行くと、「やっぱり家が最高だな~」となりますよね。
つまり、「気持ちよい」という状況を維持するのは大変です。(大抵は、現状の幸福感を感じ続けることは難しく、正反対の状況に身を置きたくなってしまいます)
ところで、どういうときに気持ちよいのでしょうか。
いろいろあると思いますが、
旅行であれば、もしかしたら前日の夜かもしれませんし、初日に目的地に向かって移動している時かもしれません。宿について、ドアを開けた時かもしれません。
食べ放題に行ったときは、最初の一皿をもって、どの食べ物がいいか見定めているときでしょうか。
資格取得に向けて頑張っているときや、貧乏から這い上がろうとしているときも、気持ちよさはあると思います。
私の中では、はっきりと、「気持ちのよい」タイミングがあって、「これから良いことが始まる」「程よいストレスのある挑戦」が気持ちよいです。
- 旅行の初日
- 食べ放題のはじまり
- 資格試験の勉強
これは、私の中ではとても気持ちの良い状況です。
逆に、気持ちよくない時というのは、「他人に指示されて不本意な時間を過ごすとき」ですね。コントロール権の喪失です。
ほかには、「〇〇だったらいいのに」という不満・妬みなどがあるときも気分が悪いです。
一方で、そういう時は、「〇〇になったとしても、それはそれで大変そうだな」と思うようにしています。そうすると、不満のあった現状に対しても見方が変わって、「今は今でいい面もあるじゃないか」とやんわり考えられるようになります。
気持ちよくあり続けるのも戦略が必要ですよね。
なんとなく生きていると、私は不満ばかりになってしまう傾向にあります。
それだと人生つらくなってしまうので、気持ちよくあり続ける工夫を自分なりにしていきたいと思います。
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