”他人の不幸は蜜の味”ともいわれますが、まさにその通りと思いますね。
自分が情けないな、うまくいっていないな、と思っているときは、
- 他人の不幸が嬉しかったり
- 他人の成功が妬ましい
なんてことありませんか?
私は結構あったんです。
自己愛性パーソナリティーの影響からか、成功を夢見る傾向はあったのですが、
実は私、幸いにもそれなりの高学歴でそれなりに社会的な地位にいるんですね。
「それなりに」というのがポイントのようで、
「それなり」っていうのはめちゃくちゃコンプレックスなんですよね。
学歴でも年収でも、他人の上に立ちたいのですが、「それなりに」いい位置にいると、
自分より下の人を馬鹿にして生きていく一方で、
自分より上の人がいるとものすごく妬ましい気持ちになります。
”どす黒い嫉妬”と”自分を高めたい欲求”が脳内を支配します。
この嫉妬や自分を高めたい欲求というのは、とても強くて、なかなか抑えることができません。
- ずるしてでも勝ちたい
- 新しい目標を見つけて、努力したい
そんな風に思ってしまいます。
具体的なことが書きませんが、この強い感情がもとになって、
人生というゲームに勝つためにルールを破ったこともあります。
ところで、
最近では、自分より成功している人を見ても嫉妬しにくくなりました。
「医者で弁護士」みたいな人を見ても、「どちらかの資格で満足できなかったんだな」と一歩引いて相手を見ることができます。
大企業の社長や会長を見ても、「一生遊べる金を手に入れても満足できない何かがあるんだな」と冷静に相手を見ることができます。
つまり、成功者って、実は「成功しないと自分には価値がない」という悲しい考えが根底にあるのかもしれないなって思うのです。
「成功」を追い求める人に対して、羨望以外の感情を抱くことができるようになってきました。
すこし、私も生きやすくなってきました。
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