先日のニュースで知ったのですが、
コロナワクチン予防接種業務をしていた看護師がミスしたそうです。
どういうミスかというと、一度使い終わった注射器を、次の人に刺してしまったというミスでした。
その場はごまかしたのですが、後日、その看護師はミスを告白します。
立命館大学は16日、大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で行っている新型コロナウイルスのワクチン接種で、8月31日に看護師が使用済みの注射器を別の人に刺すミスがあったと発表した。ワクチンは注入できなかったが、看護師は接種完了したと偽っていた。ミスを報告していなかったという。(中略)当時、ベッドに横になったまま接種を希望する人がいたため、看護師は通常の接種室と別の部屋に移動し対応した。接種後、使用済み注射器は未使用のものと同じ容器に入れた。接種室に戻るとすぐに次の希望者が入ってきたため、慌てて使用済みの注射器を刺した。すぐにミスに気づいたが、別のものを刺し直すと怪しまれると思い、問題なく接種が終わったように振る舞った。未使用の注射器が余るとミスがわかるため、1本を廃棄したという。看護師は9月13日、関西健康福祉協会にミスを告白。協会と立命館大は看護師が担当した午後3時半~5時半に接種を受けた81人に事情を説明して謝罪。血液を介した感染症に加え、ワクチンの効果が不十分な可能性があるため、血液検査や抗体検査を受けるよう呼びかけている。費用は関西健康福祉協会が負担する方針だという。 看護師は調査に、「気が動転してしまった。罪悪感に耐えられずに打ち明けた」と説明しているという。立命館大は「再発防止に向けて管理運営を徹底して参ります」とコメントしている。
朝日新聞Digital 2021年9月16日 17時14分
このニュースを聞いて、私は「当日ミスを告白できなかったことは残念だけれど、あとから声を上げたことは勇気のある行動だった」と思いました。
ずっと黙っていることもできた中で、このように声を上げたのは、罪悪感がそうさせたのでしょう。
私は、人間だれもが、失敗をする生き物だと思っています。
失敗した後に、ごまかすのか、謝罪するのか。ごまかすのなら、自分のために隠すのか、他人のために隠すのか。そういったことがとても重要だと思います。
今回のニュースをきっかけに、私は失敗を隠すことについて考えさせられました。
そして、自分が過去に刑事事件の被疑者となったときに、黙秘をしたり嘘をついたことを思い出しました。
そのあたりのことについては、明日のブログで書きたいと思います。
(つづく)
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