『誰がために医師はいる』を読了しました。
とても、感銘を受ける本でした。
この本は、赤裸々に松本先生の内面が描かれています。
苦手な患者がいること、外来後のゲームセンター通い、熱狂的に愛車のアルファロメオを改造したこと、大学をさぼって昼夜逆転の日々など、
そこまでオープンにして大丈夫なんだろうか、と心配してしまうほどでした。
本書を読んで、精神科医の苦悩を私は感じました。
正解の見えない問題、光の見えない洞窟、そういうところをさまようような能力が精神科医にはもとめられているのかもしれないと思いましたね。
依存症治療は、正解もなければ、世間の目も厳しいですし、取り組んでいて自信が持てなくもなると思います。
依存症と真剣に向き合う精神科医の心の内面が垣間見れる良書でした。
紹介していただいた、私の主治医には感謝したいですね。
それでは今日はこの辺で。
みなさんも是非読んでみてください。
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