『こころの処方箋』を読んで

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作者の河合隼雄先生はユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者です。

日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深いです。

本書はそんな河合先生のエッセイ集で、55編のエッセイがまとめられています。

エッセイなので、1編わずか4ページですから、とても読みやすく、寝る前に1編読んでみるとか、仕事の休憩に1編読むとか、いろいろな楽しみ方がありそうです。

内容は、あとがきで筆者が触れている通り、端的にいえば「常識」が書いてあります。

それは、「腹の底」ではわかっているのだけれども、言葉にはしにくい部分のことで、これを言葉にしているところが本書の優れている点だと思います。

とても、平易な文章で、我々読者を包んでくれるような文体は、優しいおじいちゃんと会話しているような居心地の良さを感じます。

なんでも経験してきて、なんでも知っている人と会話しているような感じがするのです。

読んでいて、とても温かい気持ちになりました。

さぞかしアマゾンのレビューもよいだろうなと思ったら、まさかのAmazon新潮文庫の売れ筋ランキング1位の本でした(2020年10月20日現在)。多くの人に愛されている一冊です。

読んでいて、私の特に印象に残った6章と27章をご紹介したいと思います。

書評
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