受験勉強のときは、総合点で評価されますが、社会に出てみると、総合点で評価されません。
職場やコミュニティで必要とされる部分の点数で評価されます。
ピアニストであれば演奏技術で、
弁護士であれば弁護活動の成績で、
スポーツ選手であれば競技での成績で、
評価が決まります。
受験勉強の時は、総合点で評価されますから、苦手科目を頑張った方がいいです。
得意科目は伸びしろが少ないですからね。
極端な例ですが
英語95点、数学95点、理科95点、社会50点、国語50点
の人がいたら、英語、数学、理科に比べて社会と国語は伸びしろがあるのですから、社会と国語を勉強した方が「得」となります。
しかし、大人になると、学生の試験とは違って、その人の専門的な分野で評価は決まりますから、
先ほどの5科目で言うと、得意な数学や理科をもっと伸ばした方がいいわけです。
ここまでは、専門的なスキルの話でした。
これらの専門的なスキルの土台となるのが「メンタル」「ストレスコーピング」「コミュニケーション」「共感する力」といった心理的な部分だと思います。
スキルが高くても、いつも陰口をたたいえていたり、不平不満だらけ、人との会話が成り立っていない、そんな人の評価は最悪でしょう。場合によっては社会に参加させてもらえない、そんなケースもあると思います。実は、これ、私のことです。
私は「共感」する能力が低く、相手が悲しむことを考えられず、社会的に許されない行為を「ちょっとくらいいいだろう」という言い訳をしながら遂行してしまいました。
自分に都合のいいように解釈する力がずば抜けていて、簡単に言えば「自分勝手」「自己中」です。
「自分勝手」「自己中」を治していくのが、依存症治療そのものと言ってもいいくらい大切なことだと感じています。
依存症者は、高学歴が多いと聞きますが、私もその範疇に入るかと思います。
そういう人は学力で評価される社会構造の中で巧みに自分の立ち位置を上げた、姑息で自分勝手な人間なのだと思います。
自分の「得」が大好き。自分の「損」が許せない。少なくとも私はそうです。
金銭的な損得でもその性質が出ていて、「コスパ中毒」です。
そして、好戦的で、人を蹴落とすことが大好き、そんな一面も持ち合わせているでしょう。
あと、自慢話が大好きです。
話が脱線しかかっているので、話題を元に戻すと、
「メンタル」「ストレスコーピング」「コミュニケーション」「共感する力」といった心理的な部分を蔑ろにしていて、私は土台のない人間でした。
その、土台のないことを証明するのが、「友人の少なさ」です。
友人はいたとしても、自分がバカにできる相手、利用できる相手なんてこともありました。
今では、自分の病的な性格に少しずつメスを入れていって、
性格を治すべく、毎日頑張っています。
性格の治療は次の二つを意識しています。
- 相手が何を考えているか、自分なりに予想すること
- 相手が得をして、自分も得をすることはないか考えること
搾取をやめ、共存を選びたいと思っています。
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