最近は、会話・対話に興味があるので、下の本を読んでいます。
とても興味深く読み進めています。
いやしかし、「言葉」にはパワーがあります。
誰かを励ますこともあれば、傷つけることもありますね。
本当にこういう本を読んでいると言葉の影響力を痛感します。
例えば、面と向かって「お前は将来伸びるぞ」と言われるよりも、
職員室で先生同士の会話で「〇〇(あなたの名前)は将来絶対に伸びるぞ」を噂話を立ち聞きしたほうが嬉しいですよね。
言葉の信頼性などがシチュエーションで違うということです。
すごく面白いですよね。
「学校に行きたくない」という言葉を子供が行ってきたときに、
「勉強が嫌なのか?」と勝手な解釈をしたり、的外れな推測をしてしまうと、
会話はかみ合いません。「こいつはわかっていないから話しても無駄だ」となってしまうかもしれません。
一方で、「そうか。学校が嫌なんだね」と繰り返すのが、ミラーリングとかいうテクニックだそうです。
こういうオウム返しは、当たり障りがないですし、いい方法だと思います。
もっと、優れている返答は、相手の考えていることを見通すことです。
「ひょっとしたら、みんなと同じことができないという焦りがあるのではないですか?」
「自分には価値がないと感じてしまうことはありませんか?」
など、相手の本当に考えていることを、こちらから言葉にして投げかけることが、会話の潤滑油になることもあるようです。
つまり、的外れな推測はダメ、オウム返しは有効、的確な推測は効果的、ということです。
いやはや、会話は難しいです。
まだ、この本の序盤までしか読んでいないので、読了したらレビューを書きたいと思います。
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