欲求はどこからくるのでしょうか。
いろいろな欲望があります。
- 水を飲みたい
- トイレに行きたい
- 眠い
- 友達が欲しい
- 恋人が欲しい
- セックスがしたい
- タバコが吸いたい
- 尊敬されたい
- SNSでいいねが欲しい
- お金を寄付したい
- ボランティアしたい
- ものを盗みたい
- たくさん食べたい
- リストカットしたい
- 大量服薬(オーバードーズ)したい
- 自殺したい
- 旅行に行きたい
- お金が欲しい
本当に、いろいろな欲求が毎日あり、それにより行動が決まってきます。
それぞれの欲求をよく考えてみると、
「最終的には神経伝達物質・感情が欲しい」ということになると思います。
たとえば、「セックスしたい」という欲求があるとしたら、
セックス=手段であって、
目的=ドーパミン・アドレナリン=達成感、充実感、高揚感、万能感
のような感じだと思います。
ということで、欲求の目的は感情だったり、脳内の神経伝達物質だったりするのでしょう。
では、その欲求の元はどこなのでしょうか。
これって、すごく難しい問題だと思います。
水が飲みたい、というのは、脱水だからだと思います。
体に浸透圧を感じ取るセンサーがあり(首の血管にあるようです)、そこで感じ取った浸透圧の情報が、無意識に飲水欲求を生じさせています。
じゃあ、すべての欲求に対応するセンサーがあるのかというとそうではありません。
人間の欲求や行動は複雑ですから、いちいちすべてのことにセンサーがあると考えるのは現実的ではありません。
〇〇したい
そう思った時の、元はどこなのでしょうか?
私は無意識なんじゃないかと思っています。
そして、無意識に影響をあたえるものが、過去の経験、そのときの知覚、なのではないかと考えています。
過去の経験というのは、刷り込みのことです。
この服をきたらモテた、という経験は、その服を着たいと思わせるでしょう。
その時の知覚というのは、温度とか体の痛みとか、そういう五感で感じ取る刺激です。
例えば、いい匂いがしてから、何かが食べたいと思うという感じです。
ということは、私たちの欲求をコントロールするためには、
過去の経験を変えることはできないので、認知を変えるということが1つと、
現時点でのコンディションを整えるということだと思います。
認知を変えるというのは、精神科での認知行動療法が該当します。
コンディションを整えるというのは、たとえば空腹なら何か食べるとか、寒かったら厚着するとか、発熱していたら解熱剤を飲むとか、そういうことが該当すると思います。
それでは今日はこの辺で。
コメント