依存症者の家族が回復できるようにするため、専門病院や自助グループなどで開催されている会。
依存症者の家族は、金銭的困難・解雇などの被害や悪影響を受け機能不全家族となっていることがあります。
家族がイネイブラーとして機能してしまうと、依存症者に過剰な世話をすることで問題を覆い隠し、依存症からの回復を遅らせることもあります。
家族は依存症の正しい知識を共有したり、依存症者からの害に関しては避難し、つらい気持ちなどを他者と共有する場が必要です。
そのため、専門病院や自助グループなどでは家族を対象にした家族会が開催されています(保健所や精神保健福祉センターでも依存症家族教室が開催されていることもありますが、アルコールや薬物依存に対するものが多く、性依存症については開催されていないことがほとんどです)。
内容は依存症についての教育を目的とした講義、家族に語ってもらうミーティングなどで、参加者は他の家族の話を聞き、安心感を得ることができます。
家族会は家族の回復や支援が主目的ですが、依存症者本人の治療を家族にも理解してもらうことで依存症者の社会復帰を円滑にする、など依存症者本人の回復にも役立ちます。
性依存に関しては、特定の医療機関では性依存も扱う家族会が企画されています(おそらく自費診療扱いだと思います)。お近くの依存症を扱う医療機関や保健所、精神保健福祉センターにご相談ください。
S-Anonという団体の性依存家族会は東京で開催されているようです。
また、2019年12月30日付の西日本新聞によりますと、2019年12月より福岡でも性依存の家族会が発足したそうです。
それぞれ、ご希望の方は下記より問い合わせてみてください。
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