脳の”無意識”を鍛えて依存症に克つ

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無意識を鍛える

「意識」は「無意識」にアクセスできません。ではどうすれば「無意識」を鍛えることができるでしょうか?

実は、私たちの身の回りに無意識のスペシャリストがいます。スポーツ選手や音楽家、将棋や囲碁の棋士などです。彼らは、無意識で行動を決定していて、その行動が常人離れしているのです。

彼らのトレーニングが無意識を鍛える参考になります。ひたすら同じ課題の反復練習をしているのです。

スポーツ選手であれば基本動作の練習であったり、音楽家であれば演奏を何度も繰り返しています。将棋棋士も詰将棋の反復練習を行っているでしょう。

いちいち「意識」が考え、その場に合った答えを出すのではなく、ある特定の環境の中に入ったら、条件反射的に「無意識」が考え、最善、最良の行動ができるように鍛練しているわけです。彼らの優れた直感は、その鍛練から生まれてくるものです。

依存症の治療に応用すると、渇望が起きたときの対応を反復練習するというのに尽きると思います。渇望が起きたら必ず○○すると決めておいて、それを淡々と実行していくのです。繰り返していくうちに、「無意識」が変わり、最善、最良の行動(問題行動をしないという行動)ができるようになっていくはずです。

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