怒りについて② 怒りをアドラー心理学の目的論で考えてみる

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前回は怒りは二次感情であるという主張をしました。

今回は、アドラー心理学に則って、怒りには目的があるという点について解説していきたいと思います。

怒りをアドラー心理学の目的論で考えてみると…

今回は、アドラー心理学で「怒り」を考えてみましょう。

アドラー心理学の特徴は目的論

原因があったから怒ったのではなくて、目的があるから怒るということです。

つまり、怒りの目的が「大声を張り上げたかったから」「舐められたくなかったから」などであるということです。

大声を張り上げるために、舐められないために、怒りという感情を捏造したのです。

そもそも、原因があって怒っているとしたら、おかしな話です。

大体のことは怒らずに解決できますからね。

「弁償して欲しい」、「被害をうけたので謝罪してほしい」と穏やかな口調で相手に気持ちを伝えればいいのです。

怒らなければならない理由などないのです。

それは、「怒りたかったから」というしかありません。怒るために、ズボンがコーヒーで汚された出来事を「被害」としてとらえたのです。

被害弁償などについて言葉で説明する手順を面倒に感じ、無抵抗なウエイトレスを、より安直な手段で屈服させようとしたといってもいいかもしれません。

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