先ほどの例に戻ると
先ほどの例では
- ウエイトレスがコーヒーをこぼして自分のズボンにかかった
- 怒った
という2つの事柄の間に因果関係があると決めつけています。
「ウエイトレスがコーヒーをこぼして自分のズボンにかかるという大損害があったので、怒った」と解釈しています。
しかし、ウエイトレスがコーヒーをこぼして自分のズボンにかかるというのは、必ずしも「大損害」ではありません。
人によっては、ウエイトレスが疲労困憊だったのではないか、ウエイトレスが何かの事情で昨晩寝れなかったのではないか、ウエイトレスが妊娠初期で色々と不安定なのではないかなどと、相手をいたわる気持ちになるかもしれません。
ウエイトレスがコーヒーをこぼして自分のズボンにかかる ≠ 大損害
なのです。
つまり、本当は怒りたいという目的があって、だから「ウエイトレスがコーヒーをこぼして自分のズボンにかかったのは大損害だ」と理由を作り上げたのです。
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